[02]裏原とシモキタ

2006年2月23日

どーも!タノウエアソブです。いきなりなんですけども、この連載のタイトル!そう、「裏原Mixed下北沢」なのですけれども、実はタノウエが自分で付けさせて頂いたのです。が!先週、裏原に(下北にも?)全く触れずに筆を置いてしまいました。古着話に火がついてしまいまして、タイトルを忘れてしまっていました(自分で付けたのに)。
そこで、今週は、「裏原」そして「下北沢」という、トーキョーに君臨する2つのファッションタウンについて語りたいと思います。MIXする前にやっぱり双方の特徴をつかんで欲しいですから。
先ずは「裏原」。渋谷と原宿をつなぐ明治通り、原宿と青山をつなぐ表参道の文字通り「裏」通り。そのストリートを総称してキッズ達に呼ばれるようになったのが「裏原」です。
この街を語る上で外せないブランドがエイプですね。今や世界でも着られている独特な迷彩柄は秀逸の一言に過ぎます!裏原創世記からアンダーカバー、ネイバーフッドといった蒼々たるブランドと凌ぎを削り、共に刺激しあい、協力しながら裏原を世界へとのし上げた訳です。
創世記といえば、あの頃はエイプとアンダーカバーのクローズ達が同じラックに、しかもセールで並ぶという今では夢のような時代でもありました。僕は仕事上よく原宿にも行くのですが、いつ行っても若い街です。活気、熱気、常軌、完全に他の街を圧倒しています。
そんな「裏原」で最近要注目なブランドが、「HIGH LIGHT CABARET」!!!ハイライトキャバレーと読むこのブランドは、今シーズンで2季目に入るドメスティックブランドなんですが、これがカッコいい!!
何がイイって、もちろん服!デザイナー自らが染め、加工を施し、更に時にはミシンも踏むという服への愛!!それが詰まりに詰まった服!!もう、ここのクローズに関しては1回分では足りないので次の機会を設けます。設けさせて下さい。デザイナーさん登場なんて事もあるかもですのでお楽しみに…。
そ・し・て・「下北沢」!略して「シモキタ」!!言わずと知れた雑多な街。様々なヒト、モノ、コトが絡み合うサブカルチャーのるつぼ。僕の大好きな街(聞いてませんね)。
ココを語る上ではまず「Brain Drain」!スンマセン!!僕の店です(宣伝ついでに、北口のABCマートの隣にあります。牛角が2階にあります。スンマセン)。ウチは古着と新品のセレクトショップなのですが、シモキタには古着オンリーのショップも多いです。やっぱり古着なのです。シモキタは。
皆さんは、シモキタにどういうイメージお持ちなんでしょう?僕の想像するところ、「汚い」というワードが出てくるのではないですか? 確かにですね、キレイではないです。シュッとしてない感じです。僕たち(シモキタ人)は、それを「味」と呼んでます。それでオッケーになってしまうアバウトさ。ユルさ。その辺もこの街の魅力です。
シモキタは、古着屋さんの他に雑貨屋さんが本っ当にたくさんあります。アジアンから、ヨーロピアンまで、とにかく商品の幅も広ければ奥も深いというショップが数多く並んでいるのもこの街の特色ですね。古着・雑貨・そして焼鳥屋(←主観)。もう生きてけますよね!他に何もいらないですね。ただ、そう言い切ってしまうと、またまたタイトルに反してしまい「早くMIXしなさいや!」という声も聞こえてきそうなので、タイトルに苦しめられるタノウエは筆を置きます。皆さん、大丈夫ですよ。ファッションがボクは大好きですからね!安心して待っていて下さい!