[283]身内への香典も必要

香典の基本的な考え方ですが、即物的ではありますが葬儀の費用を持つ人、つまり「喪主への葬儀負担軽減が香典の目的である」と考えるとわかりやすいと思います。したがって自分の身内が亡くなった場合でも香典を出す必要があります。また、喪主と同居している、していないなどを基準に香典を出すか出さないかを決めることも多いです。

祖父母が亡くなった場合、結婚して所帯を持っている孫は香典を出します。同居、別居に関係ありません。

独身の孫は自分の親が喪主であり、その親に扶養されている子供ということで、喪主と同じ立場になりますので香典は不要です。

親戚が亡くなった場合でも同じです。結婚して所帯を持っている場合は香典は出します。

独身で学生の場合は収入が無いのでその親と同一と考え、香典は親の名前で出します。本人は香典は不要です。独身であっても収入がある社会人の場合は親とは別に香典は出すのが一般的でしょう。

ほとんどお付き合いのない遠い親戚の場合は、親が家の代表として香典を出せばいいと思います。ケースバイケースです。

ちなみに香典の金額ですが、

  • 両親が亡くなった場合の香典の目安は10万円前後
  • 兄弟姉妹が亡くなった場合の香典の目安は3万?5万円
  • 伯父伯母が亡くなった場合の香典の目安は1万?3万円

親が亡くなったときに包む香典は多いように感じますか?これはもちろん自分以外の兄弟が喪主になった場合です。兄弟同居している場合はほとんど喪主側といえるので減額しても構わないでしょう。
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