[328]好ましくない言葉づかい
取引先との商談、大きな契約を控えているときなど、会社同士の駆け引きの場では言葉遣いにも気を使う必要があります。相手の機嫌を損ねたら大変!
ビジネスシーンで自分のことを「僕」という人はいないと思いますが「私/わたし」を使う人はいることでしょう。この場合より好ましい使い方は「わたくし」となります。
自分の会社のことは「私の会社」ではなく、「弊社(へいしゃ)」もしくは「当社」というの常識。
先方の会社は「あなたの会社」ではなく「御社(おんしゃ)」といいましょう。「貴社(きしゃ)」という言い方もありますがどちらかというと「貴社」は文書向きです。言葉としては当たりが柔らかい「御社」がいいでしょう。
相手のことを呼ぶ場合は名前がわかっているときは名前を呼びますが、名前がわからないときにはちょっと躊躇します。店舗内で店員と客の関係ならば「お客様」でいいのですが、店舗でない場合はそれも違和感があります。「あなた」と呼ぶときつい感じになってしまうとも限らないので、そのときは「あなた様」と呼べば差しさわりがありません。ちょっと呼びにくいですが…
相手に同伴者がいた場合は「お連れの方」もしくは「お連れ様」と呼べばいいでしょう。
三人称では「この人」ではなく「こちら様」。「あの人」とは言わず「あちら様」が聞いていて心地よいです。
不明な人を指して「どの人」、ではなく「どちら様」「どなた様」「どちらの方」などが丁寧です。「誰(だれ)」は使わないほうがいいでしょう。
「男」や「女」は「男性」「女性」と言い換えます。「男子」「女子」は使いません。
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