[054]釣りのマナー

今日は趣向を変えて釣りのハナシをします。いつもいつも冠婚葬祭じゃ飽きますしね。でも、このマガジンは冠婚葬祭マガジンじゃないんですけどね。

最近では女性アングラーが増えてきました。アングラーと言うのは釣り人のことです。語源はちょっと定かではないですが、魚のチョウチンアンコウもアングラーと言うことから、竿を角度をもって構える様子を表したものではないかと思います。

さて、海や川でのレジャーは楽しいものですが、残念なことに、一部の心ない人達の行動が地域住民の生活に支障を与えたり、漁業などの仕事の妨げになっていることがあります。釣りなどのレジャーで漁村などを訪れる場合は、地域で暮らす人々への思いやりや配慮が大切ですね。

アウトドアのレジャーは天候に左右されやすい。自然は思わぬ時に思わぬ牙をむくときがあります。天候だけでなく体調も確認し、どんな時でも安全に気を付けなければなりません。台風が来ているのに釣り場に行って高波に飲まれた、なんてのは、台風が来ると必ずあるニュースですが、これってほんとしゃれになりません。捜索費いくらかかると思ってるんだ?(いくらでしょうね?)

イセエビやあわび、ウニは普通は禁猟です。密漁してはいけません。わからないときは地元漁協に確認しましょう。

釣り場に行ったことがある人なら誰でも感ずるでしょう。その汚いこと汚いこと。ゴミのポイ捨ては言うまでもなく、出たゴミや残った餌、釣り針、仕掛けなどは持ち帰りましょう。近くのコンビニなどに棄てるのも余り感心しません。

漁港は通常関係者以外は立ち入り禁止です。しかし、立ち入り禁止のところが釣れたりするのでアングラーは立ち入り禁止の札を無視して釣り場に行くのが普通です。これはほんとはやっちゃいけないことなのですが、アングラーの気持ちを考えると難しい面もあります。せめて漁業の邪魔にならないよう気をつけたいものです。

時間によっては漁船が帰ってきたり、釣り舟が帰って来たりしますから、その航行を妨げないよう注意しましょう。釣り場所を変えるなど邪魔にならないよう気をつけます。停泊中の漁船に乗って遊んだりしない、また漁具等を壊さないよう近づかないことです。

河川の釣りで最近盛んなのはブラックバス釣りですが、釣った魚を違うところに放流すると生態系を破壊し、養魚業者に損害を与えることがあるので、やたら放流しないようにしましょう。

なお、レジャーとしての釣りを許されるのは、あくまでもつり竿を使って釣りをする場合に限られます。網を使ったりする漁はほとんどの地域で禁止していますので注意してください。