[046]世話人
見合いの主役はもちろん本人同士ですが、仕切るのは世話人です。ですから何事も世話人の顔を立てるようにするのが礼儀です。
見合いは世話人が仕切るのですから、見合いの席の費用は世話人が支払います。同席した親同士で「ここは私が払います」、「いやここは私が・・」となるのはちょっとみっともない。気持ちはわかりますけど。ここは両家の世話人にお任せしましょう。もちろんあとでお礼をします。
見合いに至るまで、世話人は金銭的にも時間的にも色々な負担があります。見合いが終わったらその返事も兼ねて、世話人のところへ御礼に行きます。お礼は見合いの席の費用や、その他もろもろを見積もって両家折半とし、プラス世話人への骨折りを感謝して多めにします。祝い袋に薄謝と表書きして渡すと良いでしょう。
見合いが順調で、その後のお付き合いもあるならいいですが、今後のお付き合いをお断りする場合もあります。その時は、世話人はまたまた大変な役を演じるわけですから、お礼も多くするのが当然です。お礼の金額の目安は、実際にかかった費用プラス1万円くらいが適当です。その他、手土産を持っていくと良いでしょう。
見合いの返事は慌てなくてもかまいません。一度で断るなら世話人も楽なのですが、一回会っただけではなかなか決めかねる時もあります。そう言う時は何回かデートを重ねた上で返事するのも良いでしょう。しかし、あまり引き伸ばすのも考え物なので、できれば2ヶ月以内にきっちり決めたいものです。見合いは恋愛とは違い、だらだら引き延ばすものではありませんので。