[042]お見合い

結婚は家と家とで決められていて本人の希望などありません。結婚は、両家の間で大方決められ、最後の段階で男性のところに女性が呼ばれるわけですが、女性にお茶を持ってこさせたりしてその時に男性が目をちらりと合わせる。目が合うので、つまりこれがお見合いの始まりとされています。

四柱推命のハナシでも申し上げるのですが、人間は8割がたの人とはうまくいくようにできております。残り2割がたは相性が悪い。したがって、お見合い結婚でも8割がたうまくいくものなのです。古いしきたりと思われがちなお見合いですが現代でも結構盛んに行われるのは、このことの裏づけでもあります。

お見合い結婚は長続きすると申します。それは最初から相手に多くを望まないから。その点最初に多大な期待をしてしまう恋愛結婚がうまくいかないのは当然のことでしょう。また結婚と恋愛は別物という意見もありますがそれは極端な意見としても、結婚は自分だけでなく親兄弟まで影響を及ぼします。人生の80%を一緒に過ごす伴侶ですから、家柄まで考えるというのは正道です。というわけでお見合いはオススメです。

お見合いをする時は世話人に頼むわけですが、条件は最初からきっちり出しておきましょう。遠慮は無用です。結婚相手を探すわけですからここらはシビアに行きます。相手に対する条件だけ出なく、不利になりそうなこちらの条件も提示しておきます。離婚歴があるとか、家族の介護が必要な時はあとになって聞いてないとかのトラブルになりますので。

お見合いをしてお付き合いを始めたら、結婚を前提としてお付き合いするわけですから、結論を出さずにだらだらと付き合わないことです。少なくとも6ヶ月お付き合いしたなら、何らかの結論を出すべき。恋愛と混同しないようにしましょう。

なお、付き合っている人がいるのに「いいお見合いの話はないかしら」などといって冗談交じりで世話人に縁談を依頼するのはやめましょう。お見合いに続く結婚は一生の問題です。動く世話人もそれなりに真剣です。そして相手が見つかった場合、相手のかたにも大変失礼です。こういう例は結構あることで重大なマナー違反であることを認識すべきですね。