第20回-薬とアルコール
こんにちは、稲垣尚美です。暑くなってきました。夏ですね。
皆さんは、病気の知識ってどれくらい持ってみえるでしょうか?私は、介護で勉強した程度でしかもっていません。だから、大まかにさらっという感じです。
病気をした人は、その病気にたいして詳しい知識をもたれること多いですが、私自身は、風邪くらいしかひいたことはなく、切実に一つの病気にたいしての知識を深めるということは、今までありませんでした。
老人に糖尿病の患者さんって多いです。糖尿病とは、体が血糖値のコントロールができなくなる病気で食べた食事のカロリーにより、薬やインシュリンの量を加減して投与していきます。
痴呆の人だと、食べる量などに意識をおいていてくれないので食事を半分は、食べてほしいといろいろ工夫したり、また、おやつの摂り過ぎに神経をとがらせたりします。
この間、糖尿病の勉強をしていて低血糖症状の出た時の注意点が、いろいろ書いてあり、その中にアルコールを飲んでいるかという点が、あったのです。
なんでアルコールが、あるのかということを看護婦さんに聞くと「薬が過剰に反応したり、反応しなかったりする」とのことでした。風邪薬とアルコールを一緒に飲んでもいけないとのこと。以前に風邪薬とアルコールを多量に飲ませた殺人が、あったそうです。
それを同僚達に話すと1人の男性職員が、「俺、いつもアルコールと風邪薬を一緒に飲んでたな。なんか喉が、アルコール消毒できるような気がして。でも、その後必ず調子悪くなるんだ」と言ってました。アルコール消毒か・・・・なんとなく納得してしまうような考え方です。
そういえば、グレープフルーツと栄養ドリンクもよくないとか。グレープフルーツは、一緒に服用してはいけない薬って多いですね。
2002.08.02