第67回 入院

2018年10月25日

こんにちわ、永礼盟です。ご購読ありがとうございます。

人間ドックから一週間経った今日、どうも様子がおかしいので病院へ行きました。前日から黒いタール便が出、発熱しているのでした。その日、夜勤だった事もあり、点滴をしてもらってから仕事に臨むつもりでした。だから病院へ行ったと言っていいでしょう。

家の近くの内科で、症状を伝えると紹介状を書くからすぐにそこの病院へ行くように言われました。転院を言い渡され渋々とその病院に向かいました。ここでも、同じ症状を伝えます。するとドクターは、「入院して下さい」そう言って来ました。

「おいおい待てよ」心で思い。「いや、無理です。入院は勘弁して下さい。」精一杯拒否しました。しかし、ドクターは、紹介状を書いてもらっている以上、この状態の患者さんを家に帰すわけにはいかないと言われるのです。黒いタール便という事は、出血している可能性がる。出血での発熱だとすると、潰瘍の状態は悪いと推測出来る。検査もかね、入院して欲しいとの事でした。

あれよ、あれよと言う間に入院の流れになって行きました。Dr.自らホームに電話を入れてくれ、この患者を帰す訳に行かないから入院してもらいますと、隣の部屋から聞こえて来た。「放っておけば、胃に穴が開く事になります。最悪手術も必要ですので、最低2週間の入院が必要です。」そうリーダーに伝えていたようだった。

我がホームの悪循環である。誰かが倒れ、そのしわ寄せを食らった職員が、また倒れて行く。最近やはり倒れる職員が多くなっていた。今度は自分の番かと嫌になりました。

でも、直接的な原因はストレスだと思う。職員数は増えているし、人数不足から自分に負担がかかるという事は殆どなかった。なぜかと考えると、我がホームで最も古い職員の一人である私に、新しい職員の駄目だしや、勿論私自身の駄目だし、沢山の不満が集まり出したというのも原因だと感じます。

ホームでケアする立場だった自分が、今は病院でケアを受けています。看護と介護の違いは大いにありますが、基本的なサービスは同じと感じます。自分は利用者に対して納得のいくサービスが出来ていたかと、何度も自問自答をくり返しました。

今は、マイナス思考が自分を襲います。全てが悪い方向に考え、良い行いですら悲しくなる状態です。とにかく体と心を休めたい、沢山の人に迷惑をかける事、申し訳無く思います。

2004.07.16

永礼盟