[76]知的障害者(下)
更生施設に入所している知的障害者は社会のストレスに耐えられないからこそ、施設に入所している。しかし、最もストレスに弱い人々を最もストレスの高まる場所に収容している。何たる皮肉だろうか?
[70]障害受容しない人々
世間から「立派な人だ」と賞賛されても、福祉関係者は本当は脆くて弱い人々だ。障害者を受容するどころか、自分たちの人間的な欠陥も直視できていないのだから絶望的だ。彼らは自分たちの弱さを隠すために福祉業界の門を叩く。
[69]障害受容するべき人々
この娘は自分の母親の認知症やパーキンソン病などの症状を受け入れようとしなかった。自分の母親が職員を殴っていることや、健常だった頃の母親の姿はなくなりつつある事実を認めたくなかったのかもしれない。
[68]障害受容(3)
障害受容に苦しむ事は誰にでも起こりえる。先天的な障害を持っている人にも同じように障害受容が必要な人は多い。脳性麻痺や自閉症など先天的な障害者も大きくなって物心がつくようになると周りの人々と自分がどこか違うという違和感を自覚し始める。重 ...
[53]認知症シリーズ(7)徘徊
残念なことに施設は利用者から社会的役割を剥奪してしまう。やるべき仕事も無い。人の役に立つという実感も無い。周りは知らない人ばかり。そして何もさせてくれないから体力は有り余っている。徘徊は何も異常な行動ではない。文化性をもつ人間なら当然 ...