心と体のスケッチブック-しろいぬ万呼-

何度かチャイムの音が鳴り響きました。数えて居なかったので顔を上げたとき今何時限目なのかがはっきりと分かりませんでした。空の色は相変わらず、春色の薄い水色でした。私はトイレの壁を背もたれに、一つ溜息を付きました。
そろそろ水分が ...