[10]学校の先生(2)

2018年8月5日

?中学1年生の私?
中学校に入学した私。人見知りが激しい私はなかなかお友達ができませんでした。でも小学生のときに同じクラスだったお友達がいて、なんとか友達の輪ができていきました。テニス部にも入部して、充実した日々を送るはずでした。
1年生の冬、私は一人の男の子(O君にしときましょうか)から嫌がらせを受けました。原因は、当時私が好きだった男の子に物をプレゼントしたけど、O君にはあげなかった、というなんともくだらない理由でした。私が喋ると「うるせぇんだよ、黙れ」とにらまれ、遠くから物をぶつけられたこともありました。私の机と椅子を投げられて、悲惨な目にあいました。そのとき私は、なぜそんなことをされるのかわからず、ただただ家で泣いて、自傷行為を繰り返していました。学校も休みがちになり、思い描いていた中学校生活が音をたてて崩れ去っていきました。
あるとき、先生と話す機会があり、嫌がらせを受けていることを相談しました。担任の先生は男の人で40代。生徒からなめられやすい先生でした。私が意を決して話したにも関わらず、先生は軽く私を励ましただけで何もしようとはしませんでした。私の心は真っ暗で、その日から私は変わってしまいました。
学校、先生、クラスに嫌気がさした私は、反発心からスカートを短くして、ルーズソックスをはき、眉毛を細くして、授業をサボるようになりました。家に帰る時間も9時を過ぎることが当たり前になりましたが、母は「遅かったわね、夕ご飯レンジで温めなさい」の一言。心配してほしくて、怒ってほしくて不良ぶっていたのですが、誰一人として私を叱ってくれませんでした。
ある日、私は1つ上のヤンキーの先輩3人に呼び出されました。「調子にのってんじゃねぇよ」と。どうやらその先輩たちは私の髪の色が一番気に食わないらしく、「黒く染めて来い」と私をにらみつけながら言いました。けれど、私の茶色の髪の毛は脱色なんかしていなく、そういう髪質なのです。先輩たちに「地毛です」と言っても「嘘つくんじゃねぇよテメェ!!」と怒らせるだけで、私の言うことすべてを批判しました。
殴られそうになったので、「…黒く染めてきます」と折れました。そして家に帰り、近くのホームセンターに行き、染め粉を買ってきました。「ふざけんな」と心の中でつぶやきながら…。
髪の毛が真っ黒になった私でしたが、授業態度の悪さで職員会議の問題児として名前を挙げられました。何度も先生に呼び出されて怒られましたが、「ハイハイ」の生返事。そのときの私の左腕には、たくさんの細い傷がありました。
そんな中学1年生でした。次回は2年生の頃のお話をします♪
燕 弥子

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