[11]学校の先生(3)

2018年8月5日

?中学2年生の私?
中学2年生。私は染め直した真っ黒な髪の毛と、長いスカートに違和感を感じながら学校に行っていました。人と接するのが面倒になってきたのはこの頃。2年生になってもなかなか友達ができずにいました。
私はもう1度母に愛されようと、勉強を必死にこなしました。夜中のテレビでリストカットを知り、初めてカッターで腕を切ったのもこの頃。手首は母や知人にばれやすそうなのでひじ付近を切っていました。血を流しては喜んで、精神を落ち着かせていました。カッターで腕を切りながら、シャーペンの先を手の甲に刺しながら…夜な夜な自傷を繰り返しては勉強に没頭していました。私は早く「お母さん!私頑張ったよ!」と言って褒められるのを心待ちにしていたのです。
そして、テストの結果。平均点数、75点。私は解答用紙をグシャグシャにして鞄に突っ込み、学校のトイレに駆け込みました。ポケットからカッターを取り出して、腕を切り刻み、涙を流しました。「どうして?どうして?私、あんなに頑張ったのに…」テストの点数は、母には言わず、その日はひたすら自傷をしていたことを今でも鮮明に覚えています。
夏休みが明け、私はテニス部の部長になりました。大好きなことだったので、嬉しくて仕方がなかったです。でも、少しでも嫌なことがあったり、不安になったりすると自傷行為をしていた私なのでした。
もうこの頃には、カッターは私にとってなくてはならない物になっていました。そう。私はリストカッターになったのです。
燕 弥子

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