2月になるとリオではカーニバルがあり、南仏ニースではマルディ・グラがありますが、このブルゴーニュも負けていませんよ、カーニバルがあります。
場所はボーヌからボージョレに向かう途中、コート・シャロレーズという名のワイン産地、シャロン=シュール=ソーヌです。この辺で栽培されるシャルドネ種のワインは同じ品種でもシャブリとはまた一味違ったものが出来ます。またこの周辺には2002年度のサン・ヴァンサン祭り会場だったモンタニーやミッシュラン3つ星シェフ、ラムロワーズ氏のホテルレストランがあるシャニーにも近いです。カーニバルを見るついでにカーブでの試飲や3つ星美食を楽しむ事も楽しみです。
カーニバルは2月末から3月初旬の2週間位。リオやニースのような世界中から観光客が押し寄せる程ではありませんが、パレードそのものは7月の浅草サンバカーニバルのような活気と華やかさがあります。しかしこちらは冬ですので、浅草のようなセクシーさはないですが、仮装は充分に凝っていますのであしからず。
パレードは日曜の午後です。私のお勧めは土曜日にシャロン入りしてまずは近郊のカーブ見学試飲、宿泊はロジ・ド・フランス加盟店ホテルで。これに加盟のホテルは郷土料理を出すレストランが併設されているのでリュリーやジヴレイのワインをポシューズという魚料理でどうぞ。このメニューはソーヌ川で採れる川魚やウナギを白ワインと一緒に煮込んだスープ仕立てのものです。日曜日の午前中はサン・ヴァンサン教会広場周辺に朝市が立ちます。食材豊かなこの地方の食卓を知って下さい。
またこの町は写真機を発明したニエプス誕生の地、写真博物館がソーヌ川沿いにあります。ここは様々な商業船やプレジャーボートなども寄港する港です。展示品の中には3分間写真のベースとなったものや様々なアンティークカメラなどがあり、その構造が良くわかる様になっています。
カーニバル以外にもシャロンは熱気球コンテストや路上芸術家祭りなどで活気があります。また市内からわずか3キロのところにパブリックのゴルフ場があります。
シャロン=シュール=ソーヌ観光局サイト
ニエプス写真博物館サイト
シャロンのゴルフ協会のサイト
夢路とみこ