お茶の間経済学 -桶川次郎-

少し前に「買ってはいけない」という本が売れた。日用品の中で、添加物や毒物が多く入っている商品をリストアップして消費者に警告したものだったと記憶している。もちろん添加物やウソは食品や洗剤にだけ入っているものではない。評論家のもっともらし ...

お茶の間経済学 -桶川次郎-

金融ビッグバンの目玉のひとつに投資信託の整備が盛り込まれた。当局にとっても日本の投信のお粗末さは問題だったのである。そのおおまかなところは以下の通りである。

証券総合口座の導入
銀行等の投信窓販の導入
私募投信の導入 ...

お茶の間経済学 -桶川次郎-

投資信託が売れている。今回と次回は変貌を遂げた日本の投信販売と銘柄の選択方法等について書きたい。

投資信託とは、たくさんの投資者から集めた資金を、株式や債券市場で運営する商品である。投信の最大のメリットは、「少ない資金で分 ...

お茶の間経済学 -桶川次郎-

あるテレビ番組によれば、20世紀は戦争の世紀だったそうである。確かにそういわれればそうなんけど、もう少し詳しくいうと、どの世紀も戦争の世紀だったわけで、それが良くも悪くもグローバルな段階に入ったということ、それを可能ならしめた科学技術 ...

お茶の間経済学 -桶川次郎-

「2001年宇宙の旅」というSF映画が制作されてから32年が過ぎた。あの壮麗なクラシック音楽を聴ける余裕が2001年にはあるだろうか。暮れの大掃除で家の中はきれいになっても、20世紀に地球に積もった埃とゴミはあいかわらず放置されたまま ...

お茶の間経済学 -桶川次郎-

欲しい物があるけど手持ちがなくて買えない。買えないときは我慢するしかない。でもそれが月々たった数千円の出費で手に入るなら・・・と思わせるのがクレジット(分割払い、リボ払い)の戦略である。

融資の窓口に思い詰めたような初老の ...

お茶の間経済学 -桶川次郎-

ある銀行のある支店での出来事。開店と同時にお金をおろしにきたお客が支払窓口(ひとつしかなかった)の機械オンライン故障のため、復旧するまで15分待たされてしまった。ここまではまあよくある話である。ところがこのお客さん、よほど頭に来たのか ...