tax[098]忘年会

2013年6月2日

さて、そろそろ忘年会の段取りをする季節となりました。幹事さんや宴会部長の活躍する忙しい季節であります。

会社で行なう忘年会の費用は福利厚生費として処理できます。忘年会は1年の労をねぎらい、翌年への勤務意欲を高めるものであるからです。

ただし条件があります。

(1)従業員全員を対象としていること
(2)忘年会の費用が常識的な範囲であること
(3)1次会のみに限る

特定の社員だけを対象としたものは交際費となってしまいます。また特定の部署のみの忘年会も不可。全従業員にお呼びをかけてください。

また常識を超えた高額な忘年会は交際費とされてしまいます。せいぜい3~5千円前後ではないでしょうか。飲めや歌えやが目的ではなく、労をねぎらうのが目的ですからお酒は無くてもいいのです。そうはいかない?

また、福利厚生費として認められるのは1次会までです。2次会以降は有志が行なうものとして認識されていますので、福利厚生費にはならず交際費となってしまいます。

もっとも2次会3次会を費用を会社でもってくれること自体この不景気のご時世に貴重なことで、一般的にはあまり無いでしょう。2次会は会費制にして自腹を切るのが一般的です。

なお、会社の得意先や株主などを参加させる接待の要素が大きい忘年会は、いうまでもなく交際費として処理されます。

2001.11.14