[310]結納あれこれ~結納の服装・正装と略装~

2018年1月3日

結納は結婚式と違い、こうしなければならないという厳格なしきたりはありません。服装にも特に決まりはありませんが、正装で決める場合と略式で済ます場合かどちらかになるでしょう。

略式であれ正装であれ、相手に対して失礼のないよう心がけが必要です。決まりがないとはいえカジュアルな普段着で臨むのは考えもの。一生に一度の儀式なのですから、ここはなるべく正装で決めましょう。

基本的な考え方としては、結納は「男性側が女性側にお願いに行く立場」なので、男性側はよりフォーマルな正装をするのが礼儀といえます。

【正装】

仲人 (男)紋付袴・モーニング
仲人 (女)留袖
父   紋付袴・モーニング
母   留袖
本人 (男)略礼服
本人 (女)振袖

【略装】

仲人 (男)略礼服
仲人 (女)訪問着・付下げ・色無地
父   略礼服
母   訪問着・付下げ・色無地
本人 (男)ダークスーツ
本人 (女)訪問着・ワンピース

正装の場でも、男性本人は略装で構いませんが、父母仲人は正装で決めます。ここらが「結婚は家と家の儀式」というしきたり感が漂うところです。そして女性本人は振袖が正式です。振袖は結納以後は着ることができませんので、ここ結納が晴れ舞台となります。

本人の親族が参加するときは、主役より目立たないような地味目のスーツを使用するようにします。