[077]ショッピングカート
スーパーやホームセンターなどで大量に買い物をする場合、どうしても必要なのがショッピングカートです。大きいショッピングセンターでは買い物をする場所と駐車場がとても離れていますので、ショッピングカートは必需品。ところが、駐車場には使い終わったカートがそこら中に放置されていたりします。駐車場にはカートを収容する場所が決められていますが、そんなことはお構いなし放置してある場合もあります。今日は、このカートについて少し考えてみたいと思います。
顧客満足度から考える
巨大なショッピングセンターで買い物をする場合、ある程度まとまった買い物をする場合はカートを使います。子供が座れるカートもあり、これなどは小さい子供のいるファミリーには欠かせないでしょう。
売場をカートで廻り買い物をするだけでかなり疲れてしまいます。そしてレジで精算を済ませ、駐車場に戻ります。クルマに積み込んだあと、空のカートを所定の場所に戻すのはかなり面倒な仕事です。しかし、ここで放置すれば交通を妨害することになり、放置したカートが自然に走り出し事故を招くこともあります。使い終わったカートは所定の場所に戻すのが最低のマナーということはできます。しかし、収容場所が遠いときは、店の運営に対して不満が出るのはもっともなこと。店側は顧客満足度という見地からもなるべく駐車場から戻らなくてもよい場所に収容場所を設置するべきでしょう。
店側の言い分
店からすると、カートはなるべくもとに戻してもらいたいと思っています。駐車場に収容場所があったとしても、そこから売場入り口まで戻すのは、かなりの重労働、しかも人件費もかかります。昔、フロムエーの宣伝だったか、アメリカの巨大なスーパーの駐車場で、スタックしたカートをガラガラ押して運ぶ場面がありましたが、あれはやってみるとわかりますが相当な重労働なのです。一日やると身体ボロボロになります。
そこで考えられたのが、カートを借りる時にコインを入れ、使い終わったらその場所に戻すことによりコインが戻ってくる仕組み。横着なお客は駐車場にカートを放置してもいいですが、その場合はコインは戻ってきません。つまり有料カートです。
このシステムは日本で採用されているかどうかはわかりませんが、あまり定着しないようです。カートを使うのにお金を取るとは何事だ、ということになってしまうのでしょうね。ということでカートの回収作業は、どこのショッピングセンターでも頭の痛い問題となっています。
私の個人的な意見とすれば、カートは駐車場に放置したいです。そして係員が回収に回っている。しかしその経費が売価に反映されるのはちょっと勘弁して。