第47回 スターバックス

2018年8月31日

こんにちわ、永礼盟です。ご購読ありがとうございます。

こないだ、出勤途中にスターバックスコーヒーに寄りました。私の前のお客様が、高齢者だったのですが、店員さんが元気な声で丁寧にコーヒーを説明していた事に、とても癒されたのです。

「こちらは、カフェベロナと言うコーヒーでして、チョコレートなんかにもぴったり合う中南米産の豆で挽いた物になります。」店員の優しい声に高齢の殿方は、「そうか、じゃあそれを貰おう。」出てきたコーヒーの香りを嗅いでニッコリとしていました。

なんか、スターバックスに浴衣姿でカフェベロナを楽しむ殿方。こう言う光景が当たり前の様になったら素晴らしいと思いました。こう言う気持ちを抱いてしまうこと自体が差別しているのかもしれませんが、なんかポッと心が暖まる光景だったので、書いてみたくなりました。

スターバックスコーヒーに行くと、まず店員の元気な声が印象的です。我がホームを客観的に見てみると、こんな元気な声に溢れています。少ない人数で、ケアと言う業務に携っていますが、良い物は吸収したいと思います。会社の決まり事もあるので、全てを取り入れる訳にはいきませんが、自分が気持ち良くなったサービスは、自分なりに勉強して行く価値はありそうな気がします。

今回、スターバックスと高齢者を見て、比較的若者に受けそうな物が、高齢者を迎え入れている姿に、ハッとさせられたのでした。ダイニングバー等のサービスにも共通する点があるのかな?と勝手に考えています。

サービス業が苦手な自分にとって、こう言った模範があると入りやすいもので、介護の世界に飛び込んだとき、言葉の組み立て方はフィットネスジムのインストラクターやスタッフをパクった物でした。

初めてジムに行ったとき、優しく誘導してくれるスタッフに、今までにない心地よいサービスを感じたのです。その声のトーンや喋るスピード等を思い出し、自分でアレンジして介護の世界に結びつけています。

ジムや、コーヒーショッップ、ダイニングバー等に行って、心癒される事が結構あります。この『癒し』が大事だと思います。そんな『癒し』を、我がホームでも感じます。たまには、ホームの良いところも書きたいと思い、コーヒーショップと我がホームを結びつけてみました。スターバックスに行った事のある人なら、その接客を見ている訳で、我がホームでどんなサービスが行われているか分かりやすいと思ったから。

老人ホームって言う世界だけど、職員は今の世代を生きる20代を中心とした年代が主。サービスも自然と、現代風になって行くのかな?そんな『若さ』を提供できたら素晴らしいだろうって思う。

自分の脳を柔らかくもって、その素晴らしさを吸収出来たら良いな。そして、年配の知識と経験が上手くかみ合えば、きっと良いサービスを提供出来ると思う。

そんな事を、スターバックスでの光景を見て思ったのだった。

2004.02.11

永礼盟