[02]通院するまでの軌跡(1)

2018年8月6日

自己紹介の欄に書いてある通り、ワタクシは精神科通院中です。今回はその経緯を書いてみようと思います。お付き合い下さい~

私が初めてココロの病院に行ったのは中学校二年生の、冬。その頃は不眠もあって、何より手首を切ってしまうことが多くあった。なんとか眠りたい。ということで、親に内緒で行ってしまいました。病院に。

私が初めて行った病院は、内科、心療内科、精神科から構成されるものでした。大きな病院で、デイケアや入院施設もあったようです。院内に入った私はまず、受付へGO!・・して、症状はどのようなものですか?等のアンケートを書きました。私が書いた内容は・・・「夜によく眠れない、手首を切ってしまう。自殺したい」だったと思います。あとは「夜中にいるはずのない赤ちゃんの声が聞こえる」・・・等々。これは恥ずかしいのではじっこの方に小さく書きました(笑)

「つぐみさーん」と、名前を呼ばれて診察室がずらぁあっと並ぶ廊下にある長椅子へ。だんだんと、ドキドキドキドキ・・・と、心臓が高鳴ってきました(笑)二十分ほど経ってから、今度は診察室の中から名前が呼ばれ、促されるままに部屋の中に。

まずは「今日はどうされましたか?」というお決まりの言葉。あの・・私、書きませんでしたっけ?と思いましたが不眠のことやリストカットのことを長々と話して、ついでにもうすぐ死のうと思ってることを伝えました。その頃私はイジメに遭っていたので「もうこんな人生嫌だ」とずっと思ってたんですよね・・・私が話し終わると今度は先生に質問されました。「この赤ちゃんの声がするってのはさァ、・・かなりヤバイよ」と。いつからなんだとか、どの程度なのかとか色々質問されました。多分、カルテには「精神分裂病」と書かれたと思います。

それから、「今日ここの病院に来てるってことはお母さんとか知ってるよね?」・・・と。ズッキューン。痛いところを突かれました。言えない・・・内緒で来たなんて・・・!と思って「言ってきました」と大嘘吐きました。嘘つきはナントカの始まりですね。先生はしつこく何度も「本当に?」を繰り返します。冷や汗ダラダラ。冷汗三斗です。でも私もしつこく「言ってきました」と嘘を重ねまくって、ようやく診察室を出ることができました。

そしてまた受付へ。院内処方なので大きなホールみたいな待合室で待ちます。暫くしてからまた、名前が呼ばれて「お薬窓口」と書かれたところまで行きます。「この銀色のシートのお薬が、就寝前一錠です。二週間分あります」みたいなことを言われ、私はハッとしました。銀色のシートって言ったら、もしかして・・!と思い薬をもらってからすぐに見てみると。・・・ハルシオン。やった!と心の中で両手上げて万歳三唱しました。そして、会計の方でも名前を呼ばれて支払いをすませて、逃げるように(おい)病院から出ました。

このときハルシオンをもらっていなかったら、今こうして通院している私はいませんでした。何故かというと・・・。というのは、長くなってしまったので次のマガジンに書きます。お付き合いして頂いてありがとうございました。このご恩は、良い文章を書けるように努力して返させて頂きます・・・!。

2004.10.21

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