[04]死と口付け。

2018年8月4日

いつも呼んで下さっているみなさま、ありがとうございます。つぐみです。今回は学校でスゴイ出来事があったので、それについて書きたいと思います。

ある日、まああたしはちょっと情緒不安定で、死にたい死にたいと鬱々モードに入っていました。そして手持ちのハルシオン・アキネトンなどでODをしたのです。そして眠りに就きました。ここからはすべて人から内容です。つまりは自分に記憶がないということです。次の日。学校に行くと(というかよく行けたものです)、まず一番にOちゃん(女)に抱きついて、「ねえ、キスしていい?」といって、一方的に接吻かましたらしいです。Oちゃんは驚いてはいたようですが喜んでいたそうです。そして授業が始まると先生が名前を呼ぶのにも関わらず爆睡。2時間目も爆睡して、20分の長い休み時間が来ました。ベランダに行って話していると突然なにかに取り憑かれたように柵を乗り越えようとしたそうです。(余談ですがその時の会話、全然言葉のキャッチボールにならなかったそうです)

一緒に居たOちゃんとIさんは必死であたしを止めました。が、「離してくれ。死にたいんだ」といい振り払ったそうです。そこで機転の利く誰かが担任を呼んできて、担任まで加わってあたしを止めに入りました。「勝手に死なせてよ。ねえ、関係ないでしょう!」と泣き叫ぶあたし。でも、ベランダから追い出されてというか引きずり出されて、一言。「まあどうせ三階の高さからじゃ死ねないからね」。……Iちゃんはそれを聞いて「あ、矛盾してるなァ(笑)」と思ったそうです。とりあえず随分と錯乱していたあたしは保健室に連行されました。

保健室に行くとまず養護教師は「アラアラどうしたの」と言ってあたしをベッドに寝かせました。が、「次の授業体育ですよねェ?サッカーですよねェ?出たいんですよォー」と先生に絡んだそうです。もはや酔っぱらいです。親が呼ばれてかかりつけの病院に運ばれました。というか行けと言われました。その頃からは自分の記憶がちゃんとあります。柵を越えようとしたことや、錯乱したこと等々。薬を止められるのは嫌だったのでODしたことは黙っていました。そのお陰か薬は止められないで済みましたが、通院ペースが週一になりました。お金がないのに。

今回の出来事、一番タチが悪いのは記憶が抜け落ちているってことですよね。ハルシオン飲んだから健忘が起きたようです。次の日学校に行くとみんな変質者を見るような目であたしを見ました。当たり前ですが。そして休み時間にこの事をIちゃんに聞くと、穴があったら入りたいというか、自ら掘った深い墓穴に飛び込んだ気がしました。薬って怖いなぁとしみじみ思った出来事です。そのあとの精神状態は散々でした。血管は切るわ血がピューってなるわ、貧血になるわで。今はなんとか回復してその時のことは笑い事にできますが、恥をさらしてしまったこの出来事は一生忘れないと思います。

2004.12.13

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