[03]リストカットはいいものかわるいものか
よく掲示板で取り上げられてたりしますよね。いいもわるいもわかりませんが、わたしの考えからすればだめだとおもいます。1篇でも書いたとおり、リストカットは一時的な楽であって自分の体に傷をつけるというのはよくないことだとおもいます。リストカッターの私が言っても微妙なところですが・・。
自分の体に直接彫る刺青は自分の体を傷つけるという要素より最近はオシャレ感覚な感じがします。リストカットは刺青とは別物ですね。リストカットは体だけでなく心も傷つけてしまうものです。
リストカットをする理由は(一篇より)自分が傷つくだけでまわりに迷惑をかからない方法だと書きましたが、これは思い込み。自分もはまっていた間違いでした。前の私なら、リストカットで自分が一時的でも楽になれるならだれに迷惑をかけているわけでもないし、別にかまわないだろうと思っていたが、この考えを大きく変えさせてくれたのは私の彼氏の存在です。私よりも6歳年上ですが・・。
リストカットがばれたときにもう絶対にしないでほしいといわれカッターを預かってもらいましたがいくら好きな人の頼みごとでもなかなかリストカット癖を直せるわけがありません。内緒でやっていましたがやっぱりばれました。
彼氏は泣いて叫んで電話越しで大変なことになってました。彼氏の言い分は自分の大切な人が自分を傷つけてるなんて耐えられない。だそうで・・。彼氏もリストカットしてしまいました。
メールできたときはうそだとおもっていましたがあったときに無数の傷跡がありおどろいたと同時に悲しくなってつらくなりました。リストカッターのまわりの人の気持ちを始めて知ったのです。リストカッターの私は自分のことで精いっぱいでまわりの気持ちなどわかっているようでわかってなかったんです。ここから私のリストカットの数は減っていきました。
まわりのひとのことをかんがえたらリストカットはいいとおもうなんてどうしていえるのでしょう。リストカッターとおなじくらいまわりの人間もつらいのです。自分が自分を傷つけることによってまわりも自分も傷つけてしまう。はやくリストカット癖を完全に治したいです。いや治してみせます。
2005.03.26
外村 希