[108]暫定税率期限切れで自動車重量税・取得税がお得
2008年3月31日で期限切れとなった暫定税率。4月1日からはガソリンに課税されている揮発油税25円が課税されなくなっていますす。当初は25円には程遠い値下げ幅でしたが最近はだいぶ下がってきました。しかし、消費者はしらけちゃっているのか、ガソリンスタンドに行列、ということは無いようです。
暫定税率の期限切れで、クルマ生活に影響するのはガソリンだけではありません。新車や高年式の中古車を買うときに払う自動車取得税、そして車検のときに払う自動車重量税の税率も変わってきます。税率は安くなるため、消費者としてはうれしいと感じるでしょう。
◆自動車取得税
自動車取得税は現行5%ですが、これは暫定税率で2%上乗せされているものです。これが期限切れで本来の税率3%に戻ています。2%とはいえ、自動車は高い買い物です。車両価格300万円とすれば、5%の場合自動車取得税は15万円。これが期限切れ後の今は9万円。6万円もお得です。新車購入を考えている人は今がチャンス、といえるかもしれません。
ただし、これは自家用車に限ります。軽自動車や営業車については元々3%となっているため対象になりません。
◆自動車重量税
暫定税率がこのまま失効を続ければ、車検のときにかかる自動車重量税が5月1日から下がります。自動車重量税は重さ0.5トンあたり3,800円の上乗せ分となっており、現行6,300円から2,500円とさがります。1500CCクラスのクルマは約1トンありますから、年あたり7,600円の節約になります。また車検の時には2年、新車の時には3年分支払うので、結構大きな金額となります。
5月に車検が切れる人は暫定税率の再可決の成り行きを見守りながら、車検のタイミングを図るといいでしょう。
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