tax[001]子育て減税

2013年6月9日

■創刊にあたって

毎年なんらかの税制が改正されますが、実際に自分の生活にどういう変化がもたらされるかはわかりにくいのが現状です。このマガジンでは平成11年に改正された税法のうち、節税に役立つ情報をピックアップしてお届けします。税法の勉強ではなく、節税を勉強しようってわけです。

■子育て減税

ちょうど今の時期は会社は源泉徴収の作業に取り掛かる時期で、扶養控除等申告書を出したところだと思います。この申告書を書いていますと扶養親族の年齢によっては項目に丸をつけたりする場面があります。「特」とか「少」とか「老」とか。これは年齢によって控除が違うからなのですが該当する扶養親族がいれば減税の対象になるってわけです。更に平成11年の改正ではその控除額が引き上げられました。改正点は以下の通りです。

0歳以上16歳未満 改正前 38万円 →改正後48万円
16歳以上23歳未満 〃   58万円 → 〃  63万円

したがって、節税のポイントは該当者がいる場合は【正しく申告する】ことにあります。
なお、今月子供を出産した場合扶養親族になりますが、年末調整では、遡ってその年の初めから1年分の控除になりますのでかなりの源泉所得税が戻ってくる勘定になります。

ということは年内に結婚してそれが更に「出来ちゃった結婚」だったりして年内に子供が生まれた場合などかなりの節税になるのです。