tax[137]生命保険料控除
所得税を計算する際に、所得から控除できるものとして生命保険料控除があります。控除できる保険は生命保険と個人年金保険です。生命保険料は結構高額ですが保険料全額で年間10万円が限度となっています。
1)生命保険
保険金の受取人の全てが本人または本人の配偶者、親族となっていることが必要です。受取人が他人の場合は対象になりません。年間保険料は5万円を限度として控除できます。
2)個人年金保険
個人年金保険とは老後のために個人単位で掛ける保険で、生命保険とは別枠で5万円を限度として控除できます。別枠になっているので老後のことを考えると個人年金は入っておいたほうがいいと思います。
生命保険料控除は、年末調整、もしくは確定申告で行ないます。詳しい、算定方法は各用紙の凡例に書いてありますが、注意すべきは控除できる保険料は実際に払った額です。保険によっては剰余金や割戻し金がある場合があるので、それを差し引いた額が控除できる保険料となります。
10月~11月にかけて保険会社から保険料の金額を証明する控除証明書が郵送されてきますのでなくさないように保管してください。年末調整や確定申告のときに添付します。
(5号加筆修正版)
2002.11.27