tax[018]不動産の取得経費(1)
【契約印紙代】不動産の売買は金額も大きいので売買契約書を作成するのが普通です。この契約書には税金がかかり、その税金は収入印紙を貼ることで支払われたことになります。
印紙は郵便局で売っていますが、これを買って契約書に貼付し消印をします。印紙代は税金ですから、印紙を貼らないと脱税となり、もしそれが発覚した場合は2倍の過怠税がかかります。 売買契約書に貼る収入印紙の金額は契約内容によって異なります。 たとえば不動産売買の場合、500万円超1千万円以下は10,000円。1千万円超5千万円以下は15,000円。5千万円超1億円以下の場合は45,000円。1億円超5億円以下の場合は80,000円となっています。 このほかに、ローンを組む場合には金銭貸借契約書が必要で、これにもその金額に応じて収入印紙を貼らなければなりません。500万円超1千万円以下は10,000円。1千万円超5千万円以下は20,000円。5千万円超1億円以下の場合は60,000円。1億円超5億円以下の場合は100,000円となっています。 契約書は甲者、乙者それぞれ1通づつ作りますので、2通分の収入印紙が必要です。通常は自分の分の契約書は自己負担しますが、結構大きな金額なので、不動産購入の際はこれらも予算に組み込んでおかなくてはなりません。 2000.3.24 2004年10月現在追記
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