tax[018]不動産の取得経費(1)

2013年6月2日

【契約印紙代】不動産の売買は金額も大きいので売買契約書を作成するのが普通です。この契約書には税金がかかり、その税金は収入印紙を貼ることで支払われたことになります。

印紙は郵便局で売っていますが、これを買って契約書に貼付し消印をします。印紙代は税金ですから、印紙を貼らないと脱税となり、もしそれが発覚した場合は2倍の過怠税がかかります。

売買契約書に貼る収入印紙の金額は契約内容によって異なります。

たとえば不動産売買の場合、500万円超1千万円以下は10,000円。1千万円超5千万円以下は15,000円。5千万円超1億円以下の場合は45,000円。1億円超5億円以下の場合は80,000円となっています。

このほかに、ローンを組む場合には金銭貸借契約書が必要で、これにもその金額に応じて収入印紙を貼らなければなりません。500万円超1千万円以下は10,000円。1千万円超5千万円以下は20,000円。5千万円超1億円以下の場合は60,000円。1億円超5億円以下の場合は100,000円となっています。

契約書は甲者、乙者それぞれ1通づつ作りますので、2通分の収入印紙が必要です。通常は自分の分の契約書は自己負担しますが、結構大きな金額なので、不動産購入の際はこれらも予算に組み込んでおかなくてはなりません。

2000.3.24


2004年10月現在追記

記 載 金 額 税    額
1万円未満のもの 非課税
1万円以上10万円以下のもの 200円
10万円を超え50万円以下のもの 400円
50万円を超え100万円以下のもの 1,000円
100万円を超え500万円以下のもの 2,000円
500万円を超え1,000万円以下のもの 1万円
1,000万円を超え5,000万円以下のもの 2万円
5,000万円を超え1億円以下のもの 6万円
1億円を超え5億円以下のもの 10万円
5億円を超え10億円以下のもの 20万円
10億円を超え50億円以下のもの 40万円
50億円を超えるもの 60万円
契約金額の記載のないもの 200円