[01]創刊にあたって

2017年1月1日

たまごやです。マガジンの登録ありがとうございます。どういう人が購読されているのか非常に興味深いですね。ヘビーなマニアや有名なかたも購読されているのではないかと思いますが、まぁそんなことは気にせず気ままに進めたいと思います。途中間違いなどあればご指摘ください。

私は技術者ではないので回路や細かいことはわかりませんがオーディオは今でも好きです。良いものはとことん高くなってしまったのでちょっと手が出ませんが、電気店でオーディオコーナーを見つけては聞き入ったりしています。このマガジンは1969年頃からの古き良きオーディオの世界の「空気」を今に伝えるのが目的です。

オーディオについてのマガジンを書こうと思ったのは、やはり私の青春と共にあったジャズとオーディオを何かの形に残しておこうと思ったからです。真空管からトランジスタへの移行。オーディオブームに乗って各社専用のブランド名の乱立と売りこみ合戦。1985年頃からの成熟期とAVへの移行そしてブームの衰退。評論家の苦悩と秋葉原の苦悩。そして昨今の静寂。

オーディオはカメラと同じように所有する喜びがあった。全然写真など撮らないのにカメラにこだわる人。全く同じですね、オーディオも。ジャズのレコードなんかほんの数枚しか持ってないのにオーディオ機器だけりっぱ。でもね、それでもいいと思います。本人凄く楽しんでるんだから。

オーディオがここまで衰退したのは、時代の流れということもあったでしょうが、メーカーが大きくなりすぎて、ブームが去ったあとにも何かやらなきゃいかんということでAVに走ったことも、大きな要因だと思います。売れるものを作らないといけませんからね企業は。売れないオーディオにさっさと見切りをつけた。

そう大きくないメーカーはいまだに生き残って、同じようなコンセプトで製品を作っているようです。今日たまたま秋葉原に行く用事があったので、昔通ったダイナミックオーディオやテレオンに行ってみましたが、いまだに健在でうれしく思ったものです。

店内はしっとりとした感じで懐かしい感じがしました。オーディオ特有の静けさと香りがありました。懐かしい香りでしたが、昔とちょっと違うような気もしました。使っている素材が変わったせいでしょうか?

というような脈絡のないハナシを徒然していきたいと思っています。これからもよろしくお願いします。

次回は私がはじめてオーディオに踏み込んだ時の最初のアンプ【トリオKA-6000】を紹介する予定です。お楽しみに!

2000-05-20

※2016.12.30追記
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