第4回 芳川、失敗する

2005年2月1日

服を準備し、メイクをしてみたのだが、もともとナチュラルメイクより「化粧した!」的なのが好きというか、どうせ塗るならメイクしたとわからなきゃ嫌だったから、とりあえずメイクしていつもの幼稚園のバス停に行ったんだけど、「服、まだ着るのもったいないな」と主婦根性?で例のジャージのまま行ったのが失敗の元だったの。

「芳川さん、お出かけ?」と他のお母さんに声をかけられた。「私が化粧するのがそんなに珍しいか!」と内心思っていたものの、笑って適当にごまかしたのね。しかし、目はこれでもかとマスカラを塗って、唇は古臭い「丸の内ローズ」な色。それでジャージのままのスタイルじゃあ、チグハグにも程がある。気付いてももう遅いってば自分!どんなスタイルか想像してみて。けっこう笑えるから。

これでいかに私がオシャレに無頓着だったかわかってもらえるでしょ?なにしろまともにメイクしたのはバブル全盛の時期。独身の頃だけだったんでその頃の流行色やメイク法をそのまま使ってしまったの。それで「芳川さん、お出かけ?」の後に(笑)が付いた日にゃ、そりゃさすがの私も恥ずかしいと思ったさ。お水のような化粧を施した顔にジャージを着るという暴挙。。。。

今思い出しても恥ずかしくなっちゃう。ヘアスタイルは、前下がりのボブに少しシャギーを入れた感じ。それ自体は別に変じゃないとは思うけれど。とにかく、その失敗から「買った服は着る!」ということにした。

スポーツをしていた関係上、読んでいたのはマラソン誌とかで、メイクやファッション誌は買ったことがほとんどないから、コンビニで買って読んだり。でも、主婦だしお金は大体、子供のために使っていたので、本に出ているような高そうな口紅やファンデーションなんか買えないし。。。と一瞬、諦めかけたけど「彼のため、自分のためにきれいになる!」と目標を立てたのだから、ここで頑張らないでどうすると考えて、スーパーでも買えそうなリーズナブルな物を。

まず、何はなくとも基礎化粧。肌が汚いのは駄目なわけで。でももっと大事な事があったの。何よりも重要なこととは?来週に続く。。。。

2005.02.01
◆芳川カヲル