クルマの部品で一番大事なものは何か、それはやはりブレーキでしょう。走り出すことができても止まることができなかったらとても怖いです。クルマのブレーキはそのクルマの運動性能を考えて装備されています。運動性能の高いスポーツカーは、それなりに性能の高いブレーキを装備しています。
ブレーキにはディスクブレーキとドラムブレーキがありますが、ディスクブレーキは車輪と一体に回転しているディスクローターを両面からディスクパッドで押し付け、その時に発生する摩擦力で運動エネルギーを熱エネルギーに変えて車輪の回転を止めるブレーキ構造をいいます。
性能的にはディスクブレーキのほうがドラムブレーキより良いです。ドラムブレーキが悪いということはありません。ディスクブレーキを4輪とも装着しているクルマはグレードが高いです。さらにそのディスクブレーキにもディスクを2枚合わせたような形で間に空気層を設けているベンチレーテッドブレーキは更に高級です。ブレーキは摩擦でエネルギーを熱に変えるので、性能のいいブレーキはいかに熱を放散するかにかかっているわけです。
ブレーキはかければかける程その摩擦によりディスクパッドは減っていきます。減り続ければいつしか摩擦材が無くなってしまいディスクローターを傷つけて故障になる危険があります。片効きを起こし事故につながる可能性もでてきます。そうなる前にディスクパッドを交換しましょう。
通常ディスクパッドの厚みは10mm前後あります。その内、有効使用代は8mm程度です。ディスクパッドの交換時期はパッドの厚さが2?2.5?になったときが目安となります。走行距離にして約5?6万kmくらいでしょう。タイヤを外しハンドルを切って点検孔を手前にすると厚さを点検することができます。
ブレーキパッドの交換時期はブレーキフルードの減りで知ることもできます。ブレーキフルードのリザーバータンクはMAXラインまで入っていますが、MAXラインや以前見た時より減っていれば、ディスクパッドが交換時期に入っている可能性があります。
また摩耗警報センサー付きのクルマでは音やランプでディスクパッドの残量が残り少ないことを知らせてくれる場合もあります。但しブレーキノイズと混同したり、引き摺り音の可能性もありますの、ブレーキから異常な音がした場合には点検をお勧めします。又、音が小さすぎて聞こえなかったりする場合もありますのでご注意下さい。
ブレーキは重要保安部品の一つであり、車が走るためには「止まる」という作業が絶対不可欠です。事故を起こさないためにも、日頃からのブレーキだけは気を配ってください。
2003/02/24(原文)
2006/07/16(加筆修正)
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