[342]電話で繋がる
先日ラジオを聴いていましたら、最近では仕事の連絡に電子メールを使って済まそうという傾向があるようです。上司から仕事の電話があっても、そのときには出ずに、後になってメールで返事をする若者も増えているとか。相当いやな上司なのか?と思いきや、そうでもないらしいのです。
これは電話恐怖症に近いものがありますが、要は対人関係がうまくできない表れと思います。コミュニケーションツールとしてメールは使えますが、それよりも電話のほうがより気持ちが伝わります。もっといいのは会って話すことです。言い換えれば、コミュニケーションは会って話すより電話のほうが難しい。そしてさらに電話で話すより、メールのほうがもっと難しいといえます。
会って話すことは、言葉だけではなく、話し方や、表情を感じながら会話します。ところが電話だと、この表情がわからない。相手が「楽しそう」なのか、「不機嫌なのか」わからないまま話すことになるのです。当然そこにはすれ違いが生じやすい。しかしいつも会って話せるとは限りません。電話するしかありません。
では電話で気持ちよく相手に繋がるにはどうしたらよいか?特に大事なのが声質です。
・口角を上げて声を出す
・元気よく声を出す
・高めの明るい声を出す
・ゆっくりと話す
・腹式呼吸で声を出す
・相手に気を配る
以上のようなことに気をつけて話せば、かなり印象がよくなります。内容にも気を配りましょう。電話での応対は、正確、丁寧、迅速、親切心が基本となります。