第101回 アイソトニックゼリー

2019年3月16日

こんにちは、永礼 盟です。ご購読ありがとうございます。

この仕事に就いて初めて誤嚥させてしまいました。二度とチアノーゼで真っ青になった表情を見るのはごめんです。

ペースト食の方なのですが、その日の食事に南瓜の煮付けがあったのです。そのペーストが器官に詰まりやすかったと思われ、「ヒェッ」と呼吸を吸われたと思ったら、あっという間に真っ青になってしまい、生きた心地しないままタッピングを繰り返しました。看護師から、誤嚥した時は骨折しても良いから思い切り叩かないと異物は出ないと聞いていました。でも、実際に誤嚥するとどの程度の力加減にしたら良いのか解りませんでした。かなり強い力でタッピングしたと思います。

医療行為ですが、吸引しました。事後報告で看護師に連絡を行い、現場で吸引してしまいました。この時のように当たり前でない環境での吸引の存在がとても自分に重くのしかかりました。もう二度と、誤嚥はさせたくありません。でも、嚥下困難な方にお食事をしてもらう事は、これからも多々あるでしょう。

我がホームで大活躍している介護食品をご紹介したく思います。『アイソトニックゼリー』と言う商品で、我がホームには必要不可欠です。

味はスポーツドリンクを薄めた様な感じで、それがゼリーになっているものです。スポーツドリンクをゼラチンで固めれば良いと言われればそれまでですが、ふたを開けてすぐにコップに注げる等の手軽さが、要介護者に提供しやすい理由かもしれません。

うちのホームは、嚥下困難な方が大勢いらっしゃいます。ペースト食でも誤嚥しやすいので、このアイソトニックゼリーは必需品です。食事と交互に召し上がって頂く事で、食道を広げ誤嚥を防ぐと言われています。

夏になると、まったく水分と食事がとれなくなる利用者がいらっしゃいます。このアイソトニックゼリーで夏を超したといっても過言ではありません。食事は食べないのに、このアイソトニックゼリーは飲めるという利用者は大勢いらっしゃいます。

水分をとろうとしない利用者に水分補給を促す労力は、かなりの物だと思われます。水分補給と誤嚥防止として、このアイソトニックゼリーは最適です。一度お試しあれ。

なんか、アイソトニックゼリーのまわし者みたいですが、アフェリエイトにこの商品があったのでつい紹介したくなってしまったのです。永礼のホームで立証済みです。良い商品なので試してみて下さい。

永礼 盟