[01]プロローグ
はじめまして。神崎妃織と言います。学校嫌いな、どこにでもいるような中学1年生、ネット中毒者ですが、他の人達とは違うというところは、「リストカット」をしてしまうというコト。毎日切っているんではなくって、月に2・3度切るか・・・ですが、正真正銘のリストカッターです。
「甘えなだけじゃない?」「弱いだけじゃない。」「気持ち悪い」”リストカット”のことを聞くと、大半上のような返事が来たりします。あたしも、友達に「切っている」ということは言わないで、それとなく「リストカットってどう思う?」そう聞いたら、ある程度の人は「えー・・・」と迷ってから、「なんか、弱いんだと思う」そういった言葉が返ってきます。
あたしは、「甘え・弱さ・気持ち悪さ」なんて思いません。その人の精神安定剤がリストカットなだけ。だから、批判はしません。
リストカッターの殆んどの人は「血が流れてきて、その血をみると落ち着く」そういいます。あたしも、出てくる血を見ると落ち着くというか、イライラが消えてゆくような気がします。
あたしの場合、深くもなく浅くもない微妙なところです。あたしが切っているコトを知っている友達は、「痛くない・・?」そう聞いてきます。でも、あたしやリストカッターの人たちが言うことは、「痛みはほとんどない」それだけ。痛かったら、すでにやめているんです・・・。
リストカットを、あたしは進めません。親にバレた時、すごく心配をかけ、仕事場、あるいは学校の先生達にまでしれたら大変です。親だけはイイと思うんですが、親が報告して、学校や職場に居づらくなるという経験をしました。監視されているような・・・。だから、たとえファッションでやろうと思っても、進めない。やめてとも言わないけれど・・・。
それでは、また次号で・・・♪
神崎妃織
2005.08.20