tax[078]脱税
税金を減らす一番手っ取り早い方法は、所得の除外や過少申告です。しかし、これは脱税です。仮に脱税をして納税を免れたとしても、税務署が本気で調べればわかってしまいます。税務署を甘く見てはいけません。脱税は犯罪であり絶対にやってはいけないのです。
脱税には社会的に制裁が用意されています。簡易な行政処分として追徴金を払わねばなりません。このうち一番重いのが重加算税です。重加算税は所得の事実を隠蔽し、または仮装して申告した場合に賦課される追徴金です。過少申告に係る場合は35%、無申告に係る場合は40%にもなります。
これより軽い場合でも、過少申告加算税(原則10%)や無申告加算税(原則15%)が課せられます。自己申告すれば、税率は安くなりますが。
この他に、本税を期限内に納めなかった場合は、利息として延滞税がかかります。もちろん、これらの延滞税、追徴税は本税の他に払わねばなりません。
さらに、悪質な場合は、脱税犯として5年以下の懲役、もしくは500万円または脱税額以下の罰金に処せられる場合もあります。
このように脱税は割に合わないですから絶対にやめましょう。そんなことしなくても税法で認める範囲で節税の方法はいくらでもあるのですから。
日頃より節税を実践、研究しましょう。
2001.05.30