tax[172]個人事業と税金[1]とりあえず個人事業主になろう
失業率が増加し深刻な事態となっていますが、一方でインターネットを利用した週末起業も盛んです。正社員を辞め、ネットショップで独立を考えている人も多いと思います。しかしネットショップもそれなりに苦労が多いもの。とても正社員時代にもらっていた給料には及ばない。そこで近所の会社にパートやアルバイトで収入を補完している人も多いと思います。
そのときに税金はどうなるのでしょう?サラリーマンとして会社勤めしていたときは面倒な税金処理は会社がやってくれましたが、自分で起業しかつパートに出ている場合は、税金処理を全部自分でやらなければなりません。
まず、パートに出ている場合は、その勤務先で得ている給与については勤務先で源泉徴収されていると思いますので、その分については特に何もする必要はありません。
それ以外に、たとえばネットショップで所得があった場合はその分とパートの給与分を合算で正しい税金を算出する必要があります。その場合は、確定申告をしなければなりません。ネットショップが順調で所得が増えてきた場合、一方でその所得を維持するためにコストもかかるようになれば、個人事業主になることを考えましょう。
個人事業主になった場合は、税金はどうなるのかといいますと、個人事業主の場合は、ネットショップで得た事業所得とパートで得た給与を合算で申告します。そのほかに所得があればそれも合算します。あくまでも個人の所得を計算するのが個人事業です。
会社を設立するまでもないけれど、ネットショップ運営の経費を認めて欲しい場合は個人事業主になるといいでしょう。しかし節税面では会社ほどメリットはありません。ネットショップが順調ならば、将来は会社組織にすることを視野に入れるべきと思います。
2005.02.14