今ではオートマの普及率は95%以上とききます。一時期よりはマニュアル車が多くなったようですが、それでもオートマ全盛には変わりはありません。今から30年位前にはこの数字は逆転していて、オートマは確か5%くらいだった思います。私は、最初に乗った5速マニュアルのスプリンターを事故で壊し、それ以来28年間オートマ車に乗っています。
昔はオートマ車は「おじさん専用クルマ」で、DOHCエンジン搭載の若者車にはオートマが無く、選ぶ時には苦労したものですが、いまではどんなグレードでもオートマが用意されています。スカイラインのGTRだって、オーテックバージョンの4ドアにはオートマが用意されています。
最近は免許も、オートマ専用の免許があります。オートマしか乗れませんが、今のクルマはほとんどオートマなので、この免許で不自由することは無いでしょう。ちなみに、アメリカでは、バスもトラックもオートマであります。
オートマ車はいい。何が良いって、ギアチェンジに余計な神経使わなくて良いし、片手が自由だから運転しながらおにぎりなど食べることできます。運転中に食事するのはあまりすすめられませんが、そうも言ってられないときはオートマは重宝します。
オートマとマニュアルの決定的な違いはアクセル操作にあります。マニュアルの場合は、アクセルを踏むと加速します。これはオートマも同じですが、アクセルを離した時はエンジンブレーキがかかるのに対し、オートマはエンジンブレーキはかからずそのまますーっと走ろうとします。アクセルを離した時のクルマの挙動がまったく違うので、マニュアルになれた人はここでオートマに慌てることになります。
オートマは、アクセルを踏んでいない時は、ブレーキを踏んでいると思って間違いないですし、またそういう運転をしなければ危ないです。オートマはブレーキを遠慮してはいけません。
よくカーブの途中でブレーキを踏んでは危ないといいますが、これはマニュアル車の場合です。オートマの場合でも十分に手前減速してカーブを曲がらないといけないのですが、それでもスピードが十分に下がらない時はカーブでも躊躇せずにブレーキを踏む。そうしないと膨らんでしまってがけから転落することにもなりかねません。でも、急ブレーキはいけませんよ。
マニュアル車の場合はアクセル操作もメリハリよく、オートマの場合は加速時はゆっくり踏んで減速したい時はゆっくり離す。これが基本。