[119]優生学(2)
前回の最後で俺は果たして着床前診断で本当に障害者の誕生を100パーセント阻止できるのだろうかと疑問を呈した。今回はまずはその疑問から答えたい。結論から言えば着床前診断だろうが出生前診断だろうが障害者の誕生を100パーセント阻止すること ...
[118]優生学(1)
前号で阿久根市長竹原信一氏の問題発言を紹介した。その際、俺は発言の内容そのものが全くの誤りであると述べた。しかし、彼の発言を非難する人々は内容の正誤よりも、その障害者に対する見解に反発したようだ。とりわけ障害者を出生前に排除するべき、 ...
[117]竹原市長発言
11月8日に書かれた阿久根市長竹原信一のブログをご存じだろうか。
この市長はそれまでも散々なトラブルを起こして来たが、11月8日に自身のブログで医師不足の問題に触れこんな発言をしている。
「例えば昔、出産は産婆の仕事。 ...
[116]認知症シリーズ(9)隠れた認知症
前回は認知症でない物忘れが認知症だと誤解されやすい事を書いた。今回はその逆、認知症なのに認知症だと思われていない「隠れた認知症」について語ろう。
第74号「知的障害者(上)」を覚えているだろうか?俺はそのメルマガで知的障害者に ...
[115]認知症シリーズ(8)エセ認知症
今回は再び認知症について語りたいと思う。偏見や差別はこの業界では珍しい事ではないが、その中で認知症に対する誤解や偏見は少なくない。認知症がどのようなものかは以前に定義を述べた事がある。それは「器質的疾患による脳機能の低下」だった。だが ...