第3回 アロマセラピーとは?

2006年1月7日

日本では、広まりつつあるアロマセラピー。その効能も少しずつ理解されつつあり、アロマ好きの私としてはとても嬉しいです。日本では、主に「セラピー」として取り上げられているけれど、イギリスでは医療で取り上げられ、保険がきくそうです。もっともっとメジャーになってくれたらいいなと思う、今日この頃。

では、アロマセラピーって何?という方の為に、簡単に説明させて頂こうと思います。アロマセラピー=芳香療法です。世界各地のハーブや樹木や果実、花々から抽出されたものが、精油(エッセンシャルオイル)です。

小さな小瓶の中に、自然のパワーが詰め込まれています。その自然のパワーを使って、心や体を癒します。そして、健康や美容に役立つと言われています。

エッセンシャルオイルは、天然100パーセントでなければ効果はありません。人工的につくられた香りではなく、天然の香りだけがもたらしてくれるもの。ですから、香水とは違います。

天然のものだからと言って、100パーセント安全とは限りません。引火しやすいので取り扱いには十分に気を付けなければいけないし、原液をそのまま皮膚に塗布したり、勢いよく吸い込んだりしては危険です。皮膚や粘膜に炎症を起こす恐れがあります。使用する場合には、あらかじめ注意事項がありますが、それを守ればこんなに素敵なものがあるでしょうか。

アロマセラピー初心者の方は、ぜひお気に入りの精油を一本購入してみてはいかがでしょうか?アロマは天然のものですが、原液はとても強い香りを放っているものが多いもの。手に取ったものをフタをあけて嗅いでみたら、全然いい香りなんてしなかった!という方。まだ、どんな香りがいいかわからない、という方。

まずは、オレンジやレモン、グレープフルーツなどの柑橘系を試してみてはいかがでしょうか?とても馴染み深く、フレッシュな気分にしてくれることでしょう。(ただし、柑橘系は光毒性があります。柑橘系のオイルでトリートメントをして十分に洗い流さず外に出ると、シミになったりする恐れがあります。)

一般に言われている効能から選んでみてもいいかも知れません。ただし、その言われている効能が、あなたにそのまま効果があるとは限りません。

ラベンダーは、鎮静効果があると言われ、不眠症にきくとされていますが、この香りを好きになれない方が試してもかえって眠れなくなってしまう恐れもないとは言えません。まずは、「好きな香り」と出会うことです。

私が一番好きな香りはペパーミント。バッグの中には必ず入れてあります。眠る時も、必ず隣に置いておきます。

ペパーミントは、胃腸の弱い方の強い味方。車酔いや頭痛にも効果があるとされ、一本あると心強いです。

私は胃腸が弱いので、すぐに胃がキリキリ痛くなってしまうのですが、ペパーミントの精油をハンカチに一滴垂らし、軽く吸い込むと緩和されます。ペパーミントは一般的にはリフレッシュさせてくれる精油と言われていますが、私の場合は、ペパーミント=安心、私の味方と頭にインプットされているので、ペパーミントの香りを漂わせておくと、すぐに寝つけてしまいます。

アロマに興味のある方、ぜひお気に入りの一本を見つけてみて下さい。きっと、あなたの心と体の強い味方になってくれるはずですよ。

2006.01.07
◆水原 有利