[31]彼氏(旦那)をかっこよく変えよう!
前号で眉の話をしたので、ついでに男性のメイクについて、少しだけ触れておきたいと思います。
男性のメイクについて、私自身は賛成です。していけない理由もありませんし、男性が綺麗になれば、景色もよくなるというものです(笑)。ただ、現実には、そんな時代はまだまだ先だろうと思っていました。
しかし、以前電車に乗っていたら、向かいに座った野球部の部活帰り(野球のユニフォームを着ていた)の高校生と思われる男の子が、足下に置いた泥まみれのボストンバックから、おもむろに化粧ポーチを取り出し、油取り紙で額と小鼻を拭き始めたではありませんか!
いや~驚いた。ほんとに電車の座席から滑り落ちそうになりました。
いろいろリサーチしていると、最近の男子高校生や大学生に、化粧ポーチは常識だそう。メイクをしている子も、そう珍しくはないのだそうです。
ただ、男性でいきなりファンデーションというのはハードルが高いもの。また、男の子たちの眉を見ていると、細すぎたり、抜きすぎたりと、まだまだ発展途上というか、やっちゃいました系が多いのが現状です。
そこで私は、女性の皆さんがリードして、男性陣を綺麗にしてあげてはどうか、と提案します。特に、彼氏や旦那様がいらっしゃる方は、ぜひお願いしたいと思います。
ただ、とにかくナチュラルに仕上げるのが男性メイクの必須ポイント。そういう意味で、作りこみが可能な女性メイクより、やや難しいともいえます。そこで、ここでは、とりあえずここからというポイントだけ、ご紹介しようと思います。
ずばり、それは眉と睫毛です。
まずはまったく手入れしていないゲジゲジ眉の場合。とりあえず、少し抜いてから形を整えます。眉尻を少し細くするだけで、イメージはがらりと変わり、なんだか仕事のできそうなイメージに。はみ出しているところを剃るか、抜くだけでも、ずいぶん印象は違います。
逆に、眉が薄い人の場合、酷薄そうなイメージが付きやすいので、なるべく描き足すか、育毛剤で育ててみましょう。育毛剤で眉が育つか、という点については、科学的な裏づけは観たことがないのですが、意外と効果はあるよう。ただ、目に入らないように気をつけてください。
男性の場合、ペンシルで眉を描いてしまうと、結構目立ってしまう場合があります。特に薄い人はなおさら。
そういう場合は、眉マスカラを使用するか、ファイバーの長い睫マスカラを使うという裏技があります。毛の流れに沿って使うと、自然に眉が濃くなった感じになるのです。これは女性にも使用できる技なので、お試しあれ。
メヂカラの弱い男性の場合、ほんの少しだけアイラインを入れるというのも一つの方法です。睫毛の隙間を埋めるように、細く入れることで、目の印象がはっきりします。また、マスカラも目立たずに顔の印象をよくする方法の一つですが、ファイバーがダマになったりすると汚いイメージを与えてしまうので気をつけて。
夜のお出かけなら、ハイライトを少しだけ使うというのも効果的。下唇の両端の下にハイライトを少し入れると、口角が上がり、若々しく、快活なイメージが作れます。また、眉山の少し下に入れるのも効果的。顔の印象が明るくなります。しかも、ほとんどわかりません。
そのほか、唇の色が悪い人は、リップペンシルで塗り込んでしまうとか(口紅やグロスだとツヤが出てばれやすい)、顔色が悪い人はチークを使うとか、上級テクニックはいろいろありますが、まずは、眉からトライ!
トミナガ☆マコト
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