[08]アートメイクに興味があるけど、ちょっと怖い

2008年6月2日

特に眉の薄い方に多いのですが、アートメイク、いわゆる化粧入れ墨をしたい、という相談を多く受けるようになってきました。どこか良いお店を知らないか?と言われるのですが、残念ながら知りません。というか、私個人では、あまりオススメしていないのが現状です。
アートメイクというのは、眉やアイラインを入れ墨で入れてしまうというもの。毎朝のメイクに時間がかかってしまう人や、上手にできない人には便利ですし、レアな需要としては、アイライナーやアイブロウペンシルなどにかぶれてしまうという人が使っているケースもあります。メイクを落としても落ちないので、素顔を人に見せたくないという需要もあるようです。
皮膚に直接着色しますので、洗っても落ちません。水にぬれても大丈夫です。上手な人にやってもらうと、キレイな眉や自然なアイラインが、何もしなくても手に入ります。アイメイクというのは怖いもので、ほんのちょっとの違いが、人の印象をガラリと変えてしまうので、上手・下手は重要なのです。
まあ、こうしてみると、便利でよいと思われがちですが、先ほども書きました通り私はオススメしていません。なぜなら、問題点も多いからです。
まず、入れ墨なので、色素を肌に入れるのですが、目の周りの皮膚の薄いところやアイラインに至っては、粘膜ぎりぎりのところで行うので、それなりにトラブルも多いのです。色素にかぶれたという話も多いですし、入れ墨の針の刺激もあります。東南アジアなどに旅行すると、非常に安価にできるということでトライする人がいるのですが、衛生状態に疑問があり、危険です。
また、入れ墨技術のほかに、メイク技術という問題点もあります。
お任せでお願いしたら、マジックでいたずら書きしたみたいになった、という話は多いですし、眉山が高くなりすぎて、意地悪な顔になってしまったという話も。
仮に上手な人にやってもらったとしても、メイクの流行はどんどん変わってしまい美人の基準も変化していきます。でも、アートメイクはそれに対応できないのです。
「バブルへGo!」という映画でバブル期にタイムトラベルした主人公が、街の女の子を見て「眉毛、太っ!」と驚いたように、アイメイクの流行は、びっくりするくらい変化しています。ここしばらくは、眉山をくっきり作るメイクは消え、緩やかに丸い眉か、水平で眉尻だけを落としたタイプの眉が多いといったように眉ひとつとっても劇的に変化しています。数年前の、アイライナーを太く入れる「囲み目」メイクも、今年はもうほとんど見かけません。
まあ、仮に失敗しても、入れ墨同様にレーザーなどで処理して消すことはできるのですが、ここにも問題があります。
まず、アイラインは消せないということ。目のキワにレーザーは当てられませんので、これは不可能です。また、眉の入れ墨を消すと、一緒に眉の毛母にも影響が考えられますので、自眉はあきらめたほうがいいでしょう。
それから、色によって消せないものがあるというのも注意点。黒い入れ墨は消せるのですが、茶色などのものは消せないことが多いのです。なぜなら、レーザーは黒い色に反応しているので、それ以外の色では反応しないのです。
もっとも、アートメイクは、皮膚のごく薄い部分に入れるので、通常5?10年で消えるといわれていますし、上記のような問題点をわかっている人は、流行の変化の先を読んで、使い回しが効く作りにしたり、必要最小限のみ行うように配慮してくれるようなので、どうしてもやりたい人は、ネットなどで評判を調べ、きちんと説明をしてくれる人を選んでお試しください。
決して、旅行先で気軽に・・というのはやめましょう。バリの神様の像みたいな顔になっても知りませんよ!!
トミナガ☆マコト