[09]Beauty World Japanに行ってきました その1

2008年6月11日

今回は、ちょっと趣向を変えて、美容業界の展示会「BeautyWorldJapan」のレポートというか、個人的感想をお伝えします。
さて、「Beauty World Japan(以後BWJ)」とは日本最大の国際美容見本市という触れ込みの展示会ですが、実際にはエステサロン関連の業界見本市みたいな感じで、年に一度春に行われます。内容は、エステサロンで使用する美容機の展示や、マッサージ方法のレクチャー、化粧品のプレゼンテーションなど。
私は2005年あたりから、ほぼ一年おきに行っているのですが、相変わらず人がすごくてびっくり。そして、今年はついに来場が5万人を越えたとのことで、初日は入場1時間待ちとか、展示会としてはありえないほどの盛況ぶりだったそうです。
http://www.beautyworldjapan.com/
ここで驚くのは、実際に現場でマッサージのデモンストレーションが行われたり実際にお試し施術を受けられたりすることです。つまり、サロンでの技術導入のプレゼンでは、ベッドにTバック一丁のモデルさんが横たわり、お尻の丸出しでセルライトの取り方のレクチャーの見本になったりしています。
その隣では、サロンのオーナーと思しき中年の女性が、フェイシャルのデモを受けて、眉無しどスッピンをさらしています。
通路を隔てた向かいでは、ブルガリアからの企業がローズオイルを使った化粧品をアピール中。そのお隣では韓国の容器メーカーが地味に商談中・・・
と、まあ、混沌を絵に描いたような会場。しかも、即売をやっているブースもあって、山積になった業務用化粧品に人がわんさか集まって、まるで叩き売りの状態になっているし。面白いのですが、ぐったり疲れてしまいました。
今年の特徴を挙げると
・美容機の中でも、振動マシンのような、より運動に近いマシンが増えている。(実際、スポーツ用品メーカーのような会社が数社目立っていました)
・マッサージ機のようなデモは減りつつある(目新しさや他社との差別化が難しくなってきているのでしょうか?)
・海外からの参加が増えている。また、海外のほうが元気なイメージがある。
・サロン用の化粧品などでは、あまり目新しいものが見当たらない。
・美容業界としては異例な業態以外からの参入も増えている(例えば、タトゥーシールやアートメイクなどの展示ブースが見られました)
・まつげエクステのブースが多かったように思われました。
などなど。来場者が多い割に、方向性が見えにくい、むしろにぎわっているだけに業界全体の衰退を感じた展示会でした。なんて、業界の真っ只中にいる私が言ってはいけないのかもしれませんが。
しかし、その中でも元気なのがネイル。今回は、ついに別ブロックで開催という状況に!次回は、そんなネイル事情と併せて、BWJの別方向からの見方をお届けいたします。
トミナガ☆マコト

ブルブルぶるぶる振動マシン