[38]冷えは美容の大敵

2009年1月23日

このメールマガジンが発行される1月末は、一年で最も寒い季節の真っ只中。身体の冷えは気になりませんか?
女性は、一般に男性より冷え性の人が多く、冷えに悩む人は多いのだそうです。あるテレビ番組で、おへそを中心にお腹の上部分と下部分の温度を比べたとき上の部分が冷えている人は冷え性の可能性が高いのだそう。内蔵の温度が低いのだそうです。
まあ、こんなテストをしなくても、手足が冷たい、身体がなかなか温まらない、などの悩みを抱えている人は多いようです。
「冷え」は美容にとって大きなマイナスです。
冷えた身体は循環が悪く、老廃物の排泄が上手くいかず、むくみやすくなります。血行も悪いので、新陳代謝が低下し、肌の状態も悪くなりやすい上、顔色も悪くなってしまいます。
シミ、くすみ、クマが出やすくなる。新陳代謝が悪いため小ジワができやすくなる。むくみがタルミの原因になりやすい。などなど、良い話をまったく聞きません。
冷えやすい人が、手っ取り早くできることは、まず食事と入浴の習慣の見直しでしょう。
食事については、根菜類など、身体を温めるタイプの植物をたくさん取ることが一番。また、冷たいものを避け、なるべく暖かい食べ物、飲み物を摂るようにします。
身体を温める食べ物として有名なのは生姜で、漢方医も推奨しています。ある漢方医は、季節性の欝(冬など、日照時間が短く、気温が下がると発症する欝のこと。一般的に冬に欝の症状が悪化する傾向があるそうです)にも生姜は効果があるといっています。
味噌汁などに生姜をすったり、刻んだりして入れるのが一番てっとり早いよう。生姜紅茶をお勧めされるケースが多いので、私も試してみたのですが、これは好き嫌いが分かれるな、と感じました。紅茶の茶葉の種類によっては、まったくとんでもない味になってしまいました。
入浴については、まず湯船にしっかり浸かることが重要。これにより、身体の血液やリンパの流れをよくし、老廃物をしっかり排泄することができます。
冷えやすい人は、湯上りに冷水をかぶると冷えにくくなります。これは、体表面の温度を下げ、皮膚を緊張させることで、皮膚からの放熱を防ぎ、身体の中に熱を閉じ込める働きがあります。
いきなり全身だと、けっこうきついのですが、肘から先とひざから下だけでも、湯上りに冷水をかけておくと、意外としっかり保温効果を感じられます。
どうしても入浴ができない場合は、首の付け根の後ろに、少し熱めのお湯を3~5分程度かけてみてください。この部分にはツボがあり、ここを熱することで全身が温まります。(カイロを使う場合も、腰の後ろより首の後ろのほうが暖かくなりますので、お勧めです。)
身体の循環は、健康の基本です。しっかり暖めて良い状態をキープしましょう。
トミナガ☆マコト
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