[40]乾燥しにくいお風呂の入り方その1

2009年3月18日

寒い季節の友といえばお風呂。
まったくどうでもいい私事ですが、私は1日に1回は湯船に浸からないとダメという困った性格(?)で、海外旅行などをするときに、まずバスタブがあるかを確認してしまうというクセ(?)があります。
ヨーロッパなどでは、相当な高級ホテルでもバスタブが無いという場合が意外に多く、高級リゾートなどでも、普通にバスタブ無しという設定を見ることがあります。
化粧の文化史などでは、かつてのヨーロッパでは都市部では水質が悪く、それに起因した流行病が出たりしたので、水(お湯)に浸かるのはむしろ不潔で病気になりやすくなる、という印象が根付いてしまったのだ、という説もあるほどで、西欧でのお風呂文化は非常に低いと考えられています。
ヨーロッパにも温泉がたくさんありますが、どちらかというと、これらの温泉は温泉水を飲むことを目的としていて、お湯に浸かるという習慣ではなかったとのこと。毎日お風呂に入ることを当たり前としている日本人からすると考えられないような状況です。
ながながと、こんな話をしたのは、ヨーロッパでお風呂文化が発展しないのは、一つには、あの乾燥した気候でお風呂に入ると、肌の乾燥がますますすすむからなのではないかな、と私は考えているからです。
長湯をすると肌は乾燥します。
これは、肌の中の保湿成分がお湯に溶け出していくからで、特に肌のバリア機能が低下している乾燥肌の方では、この傾向が顕著に現れます。
極端な乾燥肌で、バリア機能が低下している肌質として、よくアトピー性皮膚炎の肌を取り上げられますが、少し前までは、アトピーの人は湯船に浸かってはいけない、という指導が行われていました。
バリア機能が低下しているので、お風呂に入ると、乾燥が更に進み、結果として肌の症状が悪化するからです。
ただ、最近はお風呂の入り方や、身体の洗い方などに気をつければ、むしろ清潔を保てるので良いという考え方に移行しつつあるようです。でも、気をつけなくてはならないことが多いのも事実。
乾燥しにくいお風呂の入り方として、重要なポイントは
・温度
・入浴剤
・入浴時の習慣
の3点ではないかなと私は思っています。
次回は、これらについて、もう少し細かくお話させていただきます。
というか、くだらない話で一回分つぶしてしまいました。すみません・・・
トミナガ☆マコト
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