[06]ダメージヘアをなんとかしたい(修復編)

2008年5月18日

すでに痛んでしまった髪はどうしたらいいのでしょう。髪はすでに死んでしまった細胞です。修復は不可能なのでしょうか?
これは、YesともNoとも取れる質問です。
なぜなら、確かに髪は死んだ細胞なので、蘇ることはできないからです。でも、傷む前の状態の「ように」するテクニックはいくつかあります。
まずはヘアマニュキュア。
ヘアマニュキュアとは、髪の毛にコート剤を塗布し、髪を覆ってしまうという施術。ヘアカラーの一種として存在していますが、染毛力が弱く、あまり使われていません。日本人の髪の毛は黒いので、いったん脱色してから色を入れるアルカリカラーが主流だからです。
ただ、このマニュキュアは、染毛力が弱い代わりに、髪の毛をコートするのでダメージを修復させるという機能があります。つまり、カラーリングしても髪が痛まないばかりか、むしろ綺麗になるのです。
透明なマニュキュアを使用することで、ダメージヘアを修復させるプログラムもあります。また、家庭用でも、そうした目的のヘアケア剤がいくつか出てきました。
ただ、これらは美容室でやってもらうのが主流で、お金もかかるし、時間もかかります。そこで、もっと簡単な方法をご紹介します。
それは「ヘアトリートメントやヘアパックを大量に長時間使う」というもの。ある意味、アラワザですが、結構効果があります。
まずは、浸透型のヘアトリートメントもしくはヘアパックを用意します。説明書きに「髪の毛の内部へ浸透」「内部補修」などと記されているものが理想的。
これを、痛んでいる毛先からたっぷりとつけていきます。もう髪の毛がべたべたになって、髪の毛がトリートメントに沈んでいるくらいの量がよいです。
これを、ラップでくるみ、さらにタオルでくるみます。そして、そのまま20分程度放置します。可能なら、ドライヤーなどを使って熱をかけるのも良いでしょう。
放置時間が過ぎたら、普通に洗い流します。できればお湯は極力ぬるめで、可能なら水で。十分にすすいだら、タオルドライして、洗い流さないタイプのトリートメントをこれまたたっぷり塗り、再びタオルでくるんで放置します。決まった時間はありませんが、30分くらいはこの状態にしておくと効果が高いよう。
ただ、このまま寝てしまうと顔にトリートメント剤がついてしまう恐れがあるので、しっかりふき取って、髪を乾かし、再度、適量の洗い流さないトリートメントをつけて就寝します。いつも使っているヘアケアでも、こうした使い方をすることで、効果が倍増することがあります。極端に痛んでいる場合でも、これを3日くらい続けると、結構修復されたりします。
ただし、この方法。アラワザと言い切っているだけに、注意点もいくつかあります。
・肌の弱い人は要注意
適量を超えた量を密閉状態で長時間使うので、肌の弱い人はかぶれる可能性が高くなります。肌の状態が不安定なときや、肌の弱い人は、十分に注意してください。
・使うアイテムの注意
「髪を覆って修復」となっているトリートメント剤は、長時間使ってもさほど効果が出ないことがあります。また、ウェーブが弱くなることがあるので、パーマかけたてのときは避けましょう。
・にきびのできやすい人
トリートメント剤は油剤が多く、にきびの原因になりやすいので、すすぎに注意し、肌に残らないように注意しましょう。
この方法は、意外に安いトリートメント剤でも効果が出るのがポイント。リスクもありますが、髪のダメージが気になるときの応急処置として覚えておいてくださいね。
トミナガ☆マコト

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