[05]ダメージヘアをなんとかしたい(防止編-2-)

2008年5月11日

さて、前回から続く、髪のダメージ対策。基本は以下の5項目です。
1)パーマ、カラーをなるべく避ける。
2)必要最小限のシャンプーで洗い、あまり熱いお湯ですすがない
3)ドライヤーを使いすぎない。タオルドライの際にゴシゴシしない。
4)腕の良い美容師さんに切ってもらう
5)バランスの良い食事と睡眠、入浴などによる血行促進。
パーマ、カラーとシャンプーに関しては前回お話しているので、今回は3)以降。
ドライヤーの使い方とタオルの使い方でも、髪のダメージはずいぶん防げます。
たとえば、ドライヤーの場合、熱よりも風をどれだけ出せるかが、ドライヤーのキモ。風で髪を乾かす感覚だと、熱で乾かすよりずっとダメージは減ります。基本は、髪の一箇所に熱がたまらないように、常に動かしながら乾かすということと、8割程度乾いたら、温風はやめて冷風で乾かすこと。
冷風を使うと、髪の毛のキューティクルが締まり、つやが出たりしますし、ダメージも減らせます。
タオルドライは、揉ませないことが基本。包んで軽くたたくくらいがちょうどいいと言われています。また、髪の流れに沿って根元から毛先へとタオルを抜くと、痛みにくいです。
私がアドバイスするときに、しばしば意外がられるのは、美容師さんを選ぶと、髪のダメージが減ることがある、という話です。
スタイリングやサービス、使っているヘアケア剤はともかく、美容師さんが?と言われるのですが、実は、腕のいい美容師さんは、髪の毛のカット断面が美しいという特徴があるのです。
切れないはさみで髪の毛を切ると、断面がつぶれ、毛先がばらばらにほぐれてしまっていることがあります。これが、うまい人がやると、断面がスパッと切れています。毛先がほぐれていると、そのほぐれたところから毛を構成する物質が流れ出てしまい、髪は乾燥し、枝毛や切れ毛の原因になってしまいます。
実際、私の知人の美容師さんは、20万円のハサミを使っているとのこと。それは、プロ用のもので、研磨もプロに依頼していて、数ヶ月に一度、けっこうな金がかかるのだといっていました。
美容師を変えたら、髪が痛まなくなったという話も、たまに聞きます。
そして、最後は、すべての美容に通じる、食事と睡眠、入浴。もうこれは鉄則。よく、過激なダイエットをしたら髪が抜けたとか、細くなったというような話を聞きますが、これはまったくごもっともな話。若いときに無理なダイエットを経験した人ほど、若いうちに白髪が出やすいという話もあります。
髪も含めた体毛は、毛母という髪の工場みたいなものから生え始めますが、ここに栄養が行き渡らないと、健康な髪は育ちませんし、痛みはじめます。
血行を促進させて、この部分に血流が行き渡るようにすると、髪への栄養補給にもなるのです。
食事では、海草類がよいとされていますが、そのほかにもビタミンA、E、B類やミネラル類なども良く、まあ、一般的に美肌によいと言われるものに共通しています。ただ、脂質については、頭皮に脂質が出すぎると、抜け毛の原因になりやすいので注意が必要という意見もあります。
さあ、これだけ守っていれば、髪のダメージはかなり防げるはず・・・ですが、すでに痛んでしまった髪はどうしたらいいのでしょう。
それは、次回で!!
トミナガ☆マコト

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