[05]岡山の楽団に入団
さっちんです。今回は岡山でトランペットを吹いていた頃の話をします。
音大卒後、民間企業に就職したけど、オーディションに受かって、岡山の楽団に入団。すべてがバラ色!のはずでした。
1日に少なくて3回程の本番。最初は何だか楽しかった。しかし、同じ楽団の人を好きになって、失恋しました。でも、「練習の虫」で、深夜まで練習していました。
5ヶ月くらい経った時、夏に差し掛かったのですが、唇を壊してしまい、夏は少なくとも1日に5回は本番があるというのに、吹くのがやっとでした。休まなければならなかったのですが、休めませんでした。サックスで言うならば、破れたリードで吹くのと同じくらい唇を壊しているのに、「何で吹かれへんねん」「いい加減にせえ」と責められました。
その失恋と合い重なって、夏の終わり、薬を大量に服用してしまいました。もう死んで、仕事はほかの人に託そうと思っていました。が、近くに住む楽団の人が気付いて、病院に連れて行ってもらい、胃洗浄をほどこし、命は助かりました。その頃からリストカットの妄想がでました。
突然、楽団の経営難から、私たちは1年で辞めてもらうと夏にいわれました。馬鹿馬鹿しい、大人の苛め軍団が、私の恋のこと、演奏のことなど、いろいろ言われました。その人達は、謝ってきません!訴えを起こそうか考えたけど、そんな卑劣な奴のためになんでお金と労力をかけなあかんねんと思うと、馬鹿馬鹿しかったです。
トランペッターさっちん