[02]日焼け止めのSPFってどんな数字?

2008年4月21日

みなさん、紫外線対策はしていらっしゃいますか?
昔は、日焼けは健康的なんてイメージがあって、子供にも日焼けを推奨していたものですが、すでに何年も前に母子手帳から日光浴という項目は消えて、今は日焼けに百害あって一利なしと言われています。
シミ、そばかすのイメージが強いですが、皮膚を厚く硬くしたり、シワやたるみの原因になったりと、紫外線の美容への影響は最悪。また、免疫力を低下させる疲労を蓄積させるなど、身体全体への影響も指摘されていて、日焼けに対する評価は下がる一方です。
日焼け止めというと、避けて通れないのがSPFという数値。10年くらい前はこの数値そのものがあまり一般的でなく、お客様に「SPFの入っているやつ頂戴」とか言われたものですが、ここ数年はPAという数値も入ってきて、ますますややこしくなっていると思われている方も多いのではないでしょうか。
SPFというのは「サン プロテクション ファクター」の略で、紫外線を防止する要素といった意味です。紫外線には、主に炎症を起こしやすい紫外線B波という強いエネルギーのものと、紫外線A波という、影響力は弱いけれど、肌の深部にまで到達するものの2種類があります。
紫外線C波というのもあり、B波より強力で、影響力も強いのですが、地表への到達は無い、あるいはほとんど無いので、あまり問題視されません。(オゾンホール問題が騒がれたときには、ニュージーランドや南極で、地表でもC波が観測されたと言われて問題になったこともありましたが、それはかなり例外)
SPFは、この肌に炎症を起こすB波についての防御力を示した数値です。日焼けをすると、肌が赤くなったりしますが、この「肌を赤くする」のに必要な紫外線エネルギー量で算出されます。少々ややこしいのですが、例えばある人が、何も塗らずに日光浴をしたときに20分で肌が赤くなる体質だったとします(個人差がありますが、日本人では夏の一番強い紫外線で10?20分で赤くなるといわれています)。
この人が、ある日焼け止めを塗って同じように日光浴をしたら、1時間でようやく赤くなったとします。
この場合、この日焼け止めのSPFは60分/20分=3ということでSPF3と算出されます。これがSPFの大雑把な求め方です。
ただ、これらはあくまでSPF値の算出基準であって、実際の使用の際には、数値と製剤の特徴を把握して使用することが求められます。製剤の特徴とは、たとえばウォータープルーフ性とか保湿性とか透明性などです。一般に、高いSPF値で透明性が高く、ウォータープルーフ性が高いと、肌への負担は高くなりがちです。配合成分の量が多くなるのと、肌への密閉性が高まること、落とすときに負担をかけやすくなること、などが理由です。
一般には
日常生活ではSPF10?20程度
レジャーではSPF20?35程度
海や山など極端に紫外線が強くなる場所ではSPF40以上。できれば50以上が望ましい。とされています。
数値上はSPF200とかでも出せて、実際に、昔はそんな製品もあったのですが実際には35以上ではほとんど差が無くて、紛らわしいということで、今は50を超えると「50+」という表記になります。
どうしても日焼けしたくないという人や、紫外線に極端に敏感な人は50+を使用することをオススメしますが、それ以外では20前後にして、長袖や帽子で防御したほうが、肌への負担も少なく、選択肢も広がるので良いと思います。もっとも最近は、日焼け止め技術も進化して、SPF50でも肌に優しい製剤もあるのでいろいろ試されてはいかがでしょうか?
トミナガ☆マコト