[21]シワ対策の化粧品について知りたい その3

2008年9月18日

相変わらず長くなるこのメールマガジン。さらっとした説明にしたいと思っているのですが、どうも・・・
ということで、前回の加齢ジワに補足です(まだ書くんかい・・・)
前回、加齢ジワには
・乾燥対策
・紫外線対策
・活性酸素対策
が必要で、有効な対処としてビタミンCをはじめとする抗酸化サプリの摂取が有効で、スキンケアとしてはヒドロキシプロリンがお勧め(実体験つき)と書かせていただいたわけですが、そのほかにもコラーゲンやヒアルロン酸、コンドロイチンなどのサプリもかなり有効です。
中でも有名なのが、明治製菓のアミノコラーゲン。通称「アミコラ」
経口摂取で肌へ影響が出るのか?という疑問もありますが、実際に飲んだ人の意見や経験談は、プラセボ(思い込みによる効果)を加味したとしても、かなり高評価です。もっとも、とり過ぎたら太ったという話も水面下で聞かれるので、注意は必要と思われますが(何事も適量が肝心です)。
ほかにもいろいろありますが、これは長くなりそうなんで、また今度。
今回のメインは表情シワです。
●表情シワ:いわゆる筋肉のクセによってできるシワです。眉間の縦ジワや目元のカラスの足跡といわれるもの(英語でもcrow’s feetといいます。ちょっと驚いた)、額の横ジワなどが代表的です。
これは、同じ場所を激しく動かした結果、皮膚がその形状を記憶してしまい、スジとして残ってしまったというもの。若いときは肌に弾力があり、すぐ消えてしまいますが、だんだんと弾力が低下したり、刻まれたスジが深く強かったりすると、そのまま深く残ってしまいます。
皮膚が畳まれてできるので「たたみジワ」と呼ぶ人もいます。
このシワは非常に厄介で、最近まで対処の方法はリフティングなどの外科的手術しかないと考えられていました。
そこに登場したのがボトックスで、これは筋肉の動きを制限し、表情筋がシワを作るのを阻害するというもの。神経毒という、大変恐ろしい毒素の一種ですが、なんと米国では年間270万例の使用実績があるほど普及しています(2007年度統計によります)。
ボトックスは、表情が無くなって能面のような顔になってしまうといった問題点の他に、安全性についても疑問視される部分があったりと、問題も多いのですが、手軽で、非常に効果があることから、この人気はもうしばらく続きそう。ただ、ほんとに表情が無くなって怖いことになってしまうほか、毒素が他の部分にも回ってしまうという指摘もあり、リスクは十分に考慮していただきたいところです。
表情ジワにはボトックス、というのが常識のようですが、実は化粧品でもボトックス的な効果を標榜する原料がいくつかあります。ちょっと長くなるので、次回は、このボトックス的化粧品原料についてお話しましょう。
トミナガ☆マコト

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