[34]絶対知って得するハイライトの裏技 その2

2008年12月24日

前回から続くハイライトの裏技テク。本来は、顔の立体感を出すために、割と広範囲に使うハイライトですが、フィニッシュメイクとしてのハイライトは、どちらかというと上級者向きのテクニックです。
ここでは、ハイライトをポイントで使う手法をご案内しています。前回ご紹介した眉の、眉山の下に入れるという手法は比較的知られたハイライトのポイント使いですが(スティラあたりが、一時期盛んに紹介していました)、ここからがホントの裏技です。
ハイライトの裏技その2:唇の下に入れる
これは、ご紹介すると「え?」といわれることが多いので、理由からしっかり説明いたしましょう。
人間の顔は、老化とともに「下がって」くることが知られていますね。まあ、重力には勝てないということで、ほうれいせんが深くなる、頬がたるむ、顎のラインがぼやけるなど、わかりやすいものもありますが、実はひそかに老化を示すサインが唇の部分に現れているのです。
それは、唇の両端の下の部分。年齢とともに、ここに肉が溜まってくるのです。
これは、骨相学の専門家がおっしゃっていたことなのですが、白骨死体の頭蓋骨から顔を再生するとき、大体の年齢がわかったらこの部分に肉を盛るのだそうです。すると、盛れば盛るだけ年齢が上がっていくのだとか。
そこで、この部分にハイライトを少し入れることで、「肉の溜まり」をごまかし、口角が上がった印象を与えると、途端に若々しく、エネルギッシュなイメージを与えられるのです。逆に、この部分が暗くなると、疲れた、くたびれたイメージになってしまうので要注意。
やり方としては、少し大きめにリップラインを取ってから、口角から唇の中央までの1/3程度の位置まで、リップラインの少し下へハイライトを足し、指でぼかします。これも、あくまでナチュラルに見せることがポイント。間違っても、「あら大福食ってきたのかしら?」みたいにならないように!(笑
ハイライトの裏技その3:唇の上に入れる
以前は、口紅をつけてから、その上からハイライトを入れ、光沢感を増やすという手法もあったようですが、最近の口紅は必要以上にギラギラとラメっているものが多いので、この手法はあまり使われません。
唇の上というのは、唇の山の一番高いところの、そのまた少し上の部分で、ここにちょっとだけハイライトを挿します。これは、特に唇が薄い人や、年齢とともにリップラインがぼやけてきた人にオススメのテクニックです。
唇の上部分にハイライトを指すことで、唇がふっくらと見え、若々しい、瑞々しさが演出でき、かつ、少しセクシーな風味もプラスできるのです。
唇が薄いと、堅い印象や、意地悪な印象を与えてしまうことがあります(しっかりした印象を与えるという、良い面もありますが。薄い唇は饒舌さの反対の印象があるので、「口が堅い」という印象=ビジネスの信頼性といったイメージがあるようです)。
ハイライトはアンチエイジングメイクの決定打、という人がいますが、こうしたポイント使いなら、誰でもできますし、またほんのちょっとのことなのにとても効果的なので、どうぞお試しください。
次回は、唇の形にちなんで「モテ唇」のお話を少ししたいと思います。
トミナガ☆マコト
【関連記事】
[33]絶対知って得するハイライトの裏技