すしざんまい-東京・築地
訪問日:2001年5月6日
東京築地の市場には有名なすし屋が並ぶ。元々は鮪の仲卸業者なのだが、不況のあおりを受けてすし屋を展開するところも多い。最近テレビでも取り上げることが多い築地を訪れてみた。ゴールデンウィーク最終日ということもあり、やっている店は2軒のみ。一つは回転寿司。もう一つは4月20日にオープンしたばかりの「すしざんまい」。午後6時頃だったがすでに行列ができている。
この「すしざんまい」のすごいところは、年中無休で24時間営業なこと。つまり思い立ったら「いつでも」、「フレッシュな本鮪」の「寿司が食える」ということだ。これは強力なコンセプトである。しかし、実際営業するのは並大抵ではないだろう。
店外にもメニューがどーんと掲示してあり、行列客にアピール。とにかく安い、の一言。
びっくりサイズの手巻き。
ということだったが、実際にはびっくりするような大きさではない。ただし、海苔がしっかりしていて味わい深い手巻きであった。
「にぎり」は1貫(1個)98円から400円まで。カウンターもお座敷も注文票がありそれに書きこんで注文する。追加の場合は新しく注文票を書く。懐具合を確かめながら注文できる親切なシステム。
極めつけは、この大トロ。1個398円という安さ。しかもこの鮪は冷凍ではない。近海もののフレッシュな本鮪を使用している。築地まで来ないとなかなか食べられない代物である。
これは、本鮪の中トロ。1個298円という安さはタダモノではない。じつは大トロよりこちらの方がオススメだったりする。10個並べても2,980円。100個並べても29,800円。美味さ抜群である。
4人で入って全部で12,000円は安いと言える。最初は嬉しくて色々頼んでしまうが、冷静になってみると、ここのウリは本鮪であることに気がつく。他のネタも美味しいことは美味しいが、よそでも食べられる。しかし、近海の冷凍でない本鮪はココでしか食べられない。ここにきたら、迷わず、ひたすら大トロ、中トロ、赤身を注文しよう。
東京都中央区築地4-11-9
TEL 03-3541-1117
年中無休(24時間営業)
銀座の歩行者天国で、数学者で大道芸人でもあるピーターフランクル氏に遭遇。
すしざんまい再訪