カツ鉄板焼き

カツ鉄板焼き

CASAは西武デパートでおなじみの西武流通グループが展開するファミリーレストランだ。今は西洋フードシステムという会社名だが、昔は西武レストランシステムといっていた。デパートの中のレストランのみならず郊外型のレストランも積極的に行なっていた。懐かしいところでは都内環状8号線の「ロスアルコス」。今はもう無いが、ピアノ演奏をとり入れた大人のムードあふれるレストランだった。この会社、フードビジネスとしては老舗の部類だろう。

ちなみにCASA(カーサ)とはラテン語系の言葉で「家」のこと。カサブランカといえば「白い家」。ブランカは「白」。ちなみにヨーロッパの名山「モンブラン」は「白い山」という意味。

さて、近所にはCASAが4店舗があったが、一番新しいが2年前にできた店。モダンアート(死語?)な明るい店だ。国際会議場のお客を見込んでか、なんとなくインターナショナルなにおいがする。ちなみにここは、ホテルのレストランとして機能している。

そうこうしているうちに1店舗が閉店。あっというまにハンバーグ専門店の「びっくりドンキー」に変貌。一番古い店は相変わらずである。ということで現在3店舗が元気営業中。

メニューはバラエティに富んでいる。いわゆる「ファミレス」で老若男女いろいろな好みに対応したメニュー構成だ。家族で行けば、おのおの好きなメニューを頼めるところが嬉しい。特に肉類が駄目な人向けにシーフードメニューや和食系が充実してるのが良い。

以前私は「カツ鉄板焼き」というのを頼んだことがある。そのメニューはとんかつにマヨネーズがかかっており、付け合せに野菜のソテーがついて鉄板で温められて提供されていた。カツが鉄板で熱せられ妙に熱かったのが印象的。鉄板のため、カツの油が切れていないのが気になる。そしてやっぱりとんかつの付け合せはこういうソテーではなく千切りキャベツに限る、と納得したのであった。現在では和皿に千切りキャベツ添えとオーソドックスな盛り付けに変更されている。

味付けは全体に薄味。とんかつソースは別に添えられるがこれも薄い。全体的にメリハリのない味付けは、どこのCASAでも感じること。4人で\8,000近い出費は、やや高く感じる。ライバルははやりデニーズだろう。しかし、デニーズの方が味のメリハリがあるように思う。以前は食器が薄汚れていて、味以前の問題山積みのCASAだったが、最近では食器も輝いている。従業員の教育も完璧ではないが笑顔があるし行き届いていえよう。わが道を行くCASAという感じがした。

2001/11/11

CASA つくばエポカル店訪問記

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