カーニバルグルメとは、すかいらーくグループの中のビュッフェスタイルのレストランである。経営はニラックス株式会社。店名は「カーニバルグルメ」あり「カーニバルビュッフェ」あり、内容はほぼ同じ。

食べ放題のレストランは数多くあるけれど、大人一人あたりの料金と並んでいる料理のクオリティが厳しく吟味されている業態でもある。つまり当り外れが多いわけだが、裏を返せば流行っている店にいけば良いということでもあり、店を選ぶのは簡単である。昼時あるいは夕飯時に行ってウェイティングしない店はちょっと・・・。

入った店は水戸千波湖に近い「カーニバルグルメ」。日曜の夕飯時ということでウェイティングがあり、安心して入店。しかし、店内入り口に待ち客リストはあるけれど、誰も案内していない。近くのレジ場にも誰も居なくて、客でごった返す。人件費を大幅に減らせるビュッフェ形式だが、これではウォークアウト(無銭飲食)も簡単であろう。せめて案内人を一人置くべき。案内人は言うまでもなく店長がベスト。

待つこと15分。禁煙席に通された。料理は目の前にあり、ざわついている席だが、新しく持ってくる料理が確認できていい席でもある。

料理の内容は極めて良い。すかいらーくの永年の歴史を実力を垣間見る、幅広くかつそつのない料理で埋め尽くされる。ディナータイムは大人1,480円。ドリンクバーもついているが、アルコールは別料金。マグナムドライを注文したが、ジョッキも冷えていて丁寧に注いであって味も良好。これなら発泡酒もイケル。

周りを見るとファミリーが圧倒的に多い。大人1,480円はもちろん、子供980円は十分に元が取れる。そう。元が取れるという感覚がビュッフェススタイルレストランの成功の秘訣なのである。元が取れないジジババは皆無である。

難もある。従業員が少なく、しかも疲労困憊していて笑顔の接客がまるでない。またアルコールを頼むにもコールベルは無いし、従業員はつかまらないしで、これでは機会損失も大きいだろう。せめてコールベルくらいは置きたいものだ。

ビュッフェスタイルレストランは、料理を一通り制覇したらあまり来なくなる。制覇するのに3回の来店。とすれば、マメに料理を買えることがリピーターを満足させるコツ。その点ファミレスの強みで、メニューバリエーションには事欠かない点も立派。今回はアジアンメニューキャンペーン中で、アジアンテイストを堪能した。

食い盛りの子供や若者が大勢くるにはもってこいのカーニバルグルメ。まさにお祭り気分で楽しむレストランである。

2002/08/04

関連記事